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禁愛
第4章 想い
夜…

栞奈はソファーに座り、携帯を見つめていた。

「今日は、かかって来ないなぁ…仕事大変なのかも…」

いつもの時間に携帯は鳴らず…栞奈はまた不安になる。

「あーー!不安になったらダメだって!たまには私から掛けよう…
 忙しかったら出れないけど、着信見たら折り返してくれるよ!」

栞奈は携帯を取り、優に電話を掛けた…

プルルルルル♪プルルルルルル♪

「忙しいのかなぁ…」

何回かコールをし、栞奈が切ろうとしたその時…

「もしもし…」

電話に出た声は、優じゃなく、女性の声だった…

栞奈の心臓はまた、ドキッとなり少し息苦しかった。

「もしもし?どなた?」

「あの…前坂の携帯では??」

「そうですけど…」

不安が一気に栞奈を襲う…。

「もしかして、奥さん?」

「はい…主人は…」

「ふふ…お世話になってます」

「いえ、こちらこそお世話になってます、主人は近くにいますか?」

栞奈は震える声を抑え、気丈にふるまっていたが、
その不安な声は相手にも伝わっていた。

「今、寝たばっかりなんですよ、明日連絡が着たと伝えますので…
 失礼します」

「あの…あなたは?」

電話は一方的に切られてしまった…。

「寝てる?って何?誰なの?優?どうして?」

栞奈の気持ちは爆発しそうな程、淋しさと不安でいっぱいだった。

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