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ビッチ女のクリスマス…
第1章 12月23、24、25日の三日間…
19
ピンポーン…
やはり予想通りに8時少し過ぎにビッケがやって来た。
「ケーキとチキンお待ちっす」
「それじゃ昔の出前だよ」
わたしは突っ込む。
「あ、いやぁ…」
せめてUber EATS的に…
「やっぱりキミは早いね」
「あ、彩さんもそう言ってたっす」
ま、遅刻癖よりは何倍もよいが…
「さ、どうぞ…」
「あ、は、はい、いや、ゆ、悠里さん」
するとビッケは何故か言い澱む。
「え、なに?」
「あ、そ、そのネックレス…」
そう、今日は黒い丸首のニットのワンピースを着て、彼に貰ったティファニーのフルハートのネックレスを外側に付けてワンポイントアクセサリーにしていたのだ。
「うん、これね、大好きな彼に貰ったからさぁ…
あっ……」
つい、口が滑ってしまった。
「え、あ、そ、それは」
さすがにそのわたしの言葉を聞き逃さなかったビッケは…
感激した表情を浮かべてくる。
「あ、もう、いいから上がって」
わたしも必死に照れ隠しをする。
「テーブルの上に置いて…」
そう告げて、冷蔵庫から冷やしたシャンパンを持ってリビングのソファに座った。
「お、その時計もすごく似合ってんじゃん…」
袖口からプレゼントした時計がキラリと覗く。
「あ、は、はい、大好きなひとに貰ったんす…」
すると彼も真似てきた。
「……ばか…」
少し恥ずかしかった…
いや、少しときめいてしまった。
ヤバい…
すっかりラブラブクリスマスになっちゃってる…
「じゃ、シャンパン開けますね」
ポンっ…
よぉく冷やしておいたから、泡は出ない。
そして…
「じゃ、メリークリスマス…」
チン…
二人ソファに横並びで座り、シャンパングラスを合わせる。
「ふぅ、美味しいわ…
じゃ、ケーキ切るね…」
すっかり、ラブラブカップルのクリスマスとなっていた…
ピンポーン…
やはり予想通りに8時少し過ぎにビッケがやって来た。
「ケーキとチキンお待ちっす」
「それじゃ昔の出前だよ」
わたしは突っ込む。
「あ、いやぁ…」
せめてUber EATS的に…
「やっぱりキミは早いね」
「あ、彩さんもそう言ってたっす」
ま、遅刻癖よりは何倍もよいが…
「さ、どうぞ…」
「あ、は、はい、いや、ゆ、悠里さん」
するとビッケは何故か言い澱む。
「え、なに?」
「あ、そ、そのネックレス…」
そう、今日は黒い丸首のニットのワンピースを着て、彼に貰ったティファニーのフルハートのネックレスを外側に付けてワンポイントアクセサリーにしていたのだ。
「うん、これね、大好きな彼に貰ったからさぁ…
あっ……」
つい、口が滑ってしまった。
「え、あ、そ、それは」
さすがにそのわたしの言葉を聞き逃さなかったビッケは…
感激した表情を浮かべてくる。
「あ、もう、いいから上がって」
わたしも必死に照れ隠しをする。
「テーブルの上に置いて…」
そう告げて、冷蔵庫から冷やしたシャンパンを持ってリビングのソファに座った。
「お、その時計もすごく似合ってんじゃん…」
袖口からプレゼントした時計がキラリと覗く。
「あ、は、はい、大好きなひとに貰ったんす…」
すると彼も真似てきた。
「……ばか…」
少し恥ずかしかった…
いや、少しときめいてしまった。
ヤバい…
すっかりラブラブクリスマスになっちゃってる…
「じゃ、シャンパン開けますね」
ポンっ…
よぉく冷やしておいたから、泡は出ない。
そして…
「じゃ、メリークリスマス…」
チン…
二人ソファに横並びで座り、シャンパングラスを合わせる。
「ふぅ、美味しいわ…
じゃ、ケーキ切るね…」
すっかり、ラブラブカップルのクリスマスとなっていた…