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ビッチ女のクリスマス…
第1章 12月23、24、25日の三日間…
 28

「まだよ、まだ出しちゃダメぇぇ」
 わたしは慌てて唇を離す。

「はぁ、うぅ、そ、そんなぁ…」
 そして目の前で、小さくビクンビクンと小刻みに震えてくる。

 かわいい…

「ああっ、んっ、っく…」

「あ、あっ、あらっ」

 だけど…

 一週間しっかりとガマンして溜めていて…
 しかも、その間に、昨夜の様に熱い想いを昂ぶらせ、唇を交わし、抱擁をしたせいもあるのだろう。

「あぁっ、ぅぅっくぅ…」

 いきなりビクンっ、ビクンと激しく震え…
 射精してしまったのである。

 そしてわたしはそれを慌てて…
 唇に含み、受け止めた。

「はぁぁっ、うっうぅぅ…」

「んぐ、むむ、うぅ」
 ビッケの熱い想いの迸りが、ビクン、ビクン、ビクン…
 と、三度、四度と唇の中で震え、爆発し、唇から溢れてくる勢いである。

「んぐ、む、んん」
 溢すまいと、必死に口で受け止めるのだが…
 ダメだった。

 そして、その溢れる量は、ちゃんとお預けの…
 オナ禁のわたしの命令を守ったていう証拠でもあるのだが。

 それにしても物凄いの量であったのだ…

「あぁぁ、ふうぅぅ…」
 そしてビッケはぐったりとソファにのけ反り、そんな吐息を漏らしてきた。

「ん、むぅ、あぁ…」
 わたしは急ぎティッシュを当てがい、彼の熱い想いの量の精液を戻す。

「うわぁ、凄い量ね」

「あ、す、すいません…が、ガマンできなかったっす」
 と、申し訳なさそうな顔をして謝ってくる。

「ホントよぉ…
 もっと弄ろうと思ってたのにぃ…」
 わたしは笑みを浮かべながらそう呟く。

 だが、ガマンできないくらいに感じてくれた…
 その想いも、なんとなく嬉しい。

 …と、いうか、そんな感情が湧く位に、心がビッケを…
 いや、和哉くんに傾いてしまっていたのだ。

 あぁ、まずいわ…

 心の壁も、引いた筈の一線も…

 消えてしまっていたのである…

 まずい、ヤバい…

 


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