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ビッチ女のクリスマス…
第1章 12月23、24、25日の三日間…
 7

 12月22日金曜日午後6時…
 取引先からの接待忘年会があり、8時半でなんとか抜け出して…
 待ち合わせの彩ちゃんのバーに向かう。

 午後9時…
 約束は午後9時半からだが、和哉くんは、いや、ビッケはきっといるはずだ。 
 

「いらっしゃいませ」
 さすが、年末、そしてクリスマスシーズン…
 比較的早い時間は空いているこのバーもザワザワと騒めき、ほぼ満席であった。

 そしてわたしの姿を確認した彩ちゃんは、目でビッケの座っている席を教えてくれる…

「あら、相変わらず早いのね」

「はい、当然す…」
 五日振りのビッケは笑みを浮かべ、嬉しそうだ。

「うん、よしよし、いい子ね」
 わたしもつい、ややテンション高めにそう言ってしまう。

 わたし自身も五日振りのビッケに、つい…
 高まってしまっていた。

「あ、彩ちゃんいつものお願いね」
 カクテルをオーダーし、軽くグラスを合わせる。

「なんか、今夜の悠里さんヤバいっすね」

「え、ヤバいって?」

「あ…、いや、いつもより、その、き、き…」
 わたしはそこで、慌てて、彼の口元に人差し指をあてがい…
 シーっと、目で語りかけた。

「…………」
 彼も、あっ、という目をして黙る。

 言わ無くてもビッケの言う事なんて予想出来る…
 それよりも、こんな満席状態で褒め言葉は恥ずかしい。

 だが、そんな和哉くん、ビッケがかわいいし…
 大好きである。
 
 だが、決して言葉には出さない…

 そしていつもは静かな雰囲気の彩ちゃんのバーが、さすが年末とクリスマスシーズンのせいなのか…
 やけに騒がしくて、落ち着かないのだ。

「ねぇ、出ましょうか…」
 わたしは彩ちゃんに断りを云い、二人でバーを出る。

「ふう、なんか珍しく騒がしかったわね」

「はい、そうっすね」

 そしてバーの外でそう会話を交わし…

 バーから出たのはよいが、どうしようか?…
 明日は午前6時出発だし、いつもの様にはいかない。

 そして今は、間もなく午後10時…

「少しだけウチに来る?」

 仕方ない、せっかく買ったクリスマスプレゼントも渡したいし…

 少しだけならば…

「あ、はい」
 と、ビッケは嬉しそうに答える。

「でも、生理だからね」

「はい、分かってますよ」

 そしてわたしのマンションの部屋に入った…



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