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無能淫魔とサディスト男
第5章 淫らなおねだりと物騒な約束事



「キモチイ、あぁ゛、きもちいぃ、アッ゛、んあ゛、蓮様ァ゛」


蓮はズボッとそそり立った肉棒を一度抜き、再び彼女の膣内に己のグロテクスな性器を侵入させる。


「腹一杯になるまで注いでやるよ。
 嬉しいだろう?存分に味わえ。」


制御不可能な歪んだ独占欲と本能が全面的に出ている蓮は、狡猾そうな笑みを浮かべる。

その一方で、ロゼッタは精液を注がれ、自分を求めてくる蓮に深い喜びと悦楽を感じながら、その水面下でまた、“得体のしれない恐怖”がある事に気付いたのだ。


その“得体の知れない恐怖”は何という感情なのかロゼッタにはわからなかったが、本能で”あまり分かりたくないし、早く消えてくれ“と思ってしまった。


「アッ゛ん」


そんな時、蓮がロゼッタの首筋に噛み付いてきたのだった。
肌に歯を立てられた痛み、自分を射抜く肉食獣のようなギラついた瞳、鬱血痕を散らされた快感、その全てがロゼッタの”名前のつかない恐怖“を一時的に消し去ってくれたのであった。


”蓮様、私のご主人様ァ....”


うっとりと蓮を見つめ、涎を垂らすロゼッタに蓮は口付けると、夜通し彼女に狂気を孕んだ快楽を与え続けたのだった。




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