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人質交換を託された女
第10章 感情との葛藤
彼女の胸の上下には、縄が幾重にも綺麗な縄目を残し、横切っていた。細い肩幅が強調されるくらい、体が横から圧迫されていた。背中の方から伸びる縄が彼女の肩に掛かり、胸の谷間に通され、彼女の形の良い胸が縄から絞り出され、縄のブラを着せられたようだった。

彼女の上体がしなやかに前に倒れていく。彼女が隠そうとする胸の頂きは、すでに硬く尖っていた。

隙だらけになった佐伯さんのお尻に、リーダーの手が伸びた。スカートに包まれた女性的な丸みは、男の手によりスカートのファスナーの封印が解かれ、彼女は「ァ…ァ…」と嘆き、私を見つめていた。

彼女が隠そうとしていた胸に、私は男の手を感じ、肉体がピクッと波打ち、「ハァッ…」と吐息を漏らす。彼女ほど大きくない胸が目の前の男に、そっと揉まれ、首を反らせ、感じている仕草を男に見せてしまう。膝上に縄が掛けられ、揃えられた両脚が男の脚に挟まれ、身動きが取れなくなる。そこに男の唇が熱くなっていた私の胸を攻撃する。尖っていた先端は男の口に吸いこまれた。

「アァァ…ンンッ…!」
と大きな声を上げて、体を必死によじろうとする。そのまま背中を反らせ、男の唇の刺激に力が抜けてしまう。
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