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人質交換を託された女
第18章 炎の誓い
視界の隅には鏡に映る女が見えていた。彼の腕に自らの腕を絡ませ、女の膨らみの柔らかさに触れられるのを恥じらうように、体をくねらせ、彼の右手を封じようとしていた。そこへ彼の左手がキャンドルの淡い光で照らされたお尻へと伸びていた。

「アァァ…ンンッ…」とお尻の窪みを腋でされた時のように、そっと撫でられ、彼の右腕にしがみつき、身を震わせながら、大きな声が漏れてしまう。

その時にキャンドルライトを入れたガラス瓶の中で、溶けたロウが炎と触れ合い、ジィ…と音を立てていた。私は火が消えてしまったと不安になり、そちらに視線を向けた。炎は揺ら揺らと動き、まだ消えてはいなかった。

「ァ…」と小さな声を出した時には、私の体は彼に押し倒され、ラグの上で仰向けになっていた。そして両手を頭上で伸ばされ、両手首が彼に抑えられていた。すぐ近くに彼の顔があった。
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