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12歳年下の彼と城崎温泉旅行する話
第7章 城崎温泉へ出発!

『そこ、行きたいでしょ?
寄り道して行きましょうか?』

和田山のインターの目の前に
存在感を放つ大きな建物があって。

海鮮せんべい但馬だ。

偶にお土産とかで、貰って
頂く事があるし通販も出来る。

「おせんべいお土産に買いたい…」

『僕、あれが好きなんですよ
なんか、イカのソフトフライみたいな。
ビール飲むのに丁度いいあれです』

彼が言っているのは
海鮮せんべい但馬でも
職場でも人気の
海鮮イカフライの事だ。

「私あの甘いヤツが好きだな…
蜂蜜太郎みたいな味がするあれ」

『あ、わかります…
甘くてピーナッツが入ってるやつだ。
うちの母も好きなんで、お土産に
それ…とミックス買います』

入口でカゴを手に持って、
入口の前にある
海鮮イカフライを港斗がカゴに入れる。

『後で、ソフトクリーム食べましょうよ』

直売工場の横には
工場の生産ラインを眺めながら
無料のホットコーヒーや
ソフトクリームを買って
ゆっくり座って休憩できるエリアと
綺麗な個室が多いおトイレがるから、
バスツアーの休憩にも持って来いだ。

「うちのお父さんの好きな
イカゲソがぺったんこになってる
おせんべいも…買って帰ろうかな…」

『ああ、それも美味いですよね
げぞぺったん』

それから自分が好きな
えびほまれも一緒に会計して。
1袋が600円だから
あれもこれもって買うと…
割といいお値段になってしまう。

おトイレを済ませて
ソフトクリームをシェアして食べて。
海鮮せんべい但馬を後にする。

和田山と言えば…、
この海鮮せんべい但馬も有名だが。
兵庫県民には馴染みの深い
CMソング?フレーズのある。
和田山竹田家具があるのもこの辺り。

和田山から北近畿豊岡自動車道を
さらに北を目指して北上すれば。
朝来市から養父市(やぶ)に入る。

養父はスキーをする人には
馴染みが深いかも知れないが。
ハチ高原があるのが養父だ。

後、兵庫県の最高峰……
一番高い山である氷ノ山があるのも
この養父市だ。
氷ノ山の標高は1510メートル。
中国地方で2番目に高い山だ。

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