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12歳年下の彼と城崎温泉旅行する話
第10章 城崎温泉の…朝
昨日…御所の湯に入ったのは
夜だったから。朝の時間の
滝を眺めながら露天風呂にゆっくり浸かって。
つばき乃まで歩いて戻て。
お部屋で一服して。
昨日お夕食を頂いた
お食事処の個室で朝ご飯を頂いた。
竹籠膳みたいになって居て
竹籠の中にカラフルな器が
幾つか入っていて。
サラダに、ホウレンソウのお浸し。
なますに、筑前煮、タラコもあって。
塩こぶに、梅干しに、お漬物。
味付け海苔に、茶わん蒸しにお味噌汁。
一人用のお鍋の湯豆腐もあって。
おひつにはツヤツヤの
炊き立てのご飯が入っている。
夜の運動の…所為か、
朝の…運動と…温泉の所為か…。
ご飯が欲しくなり過ぎる
おかずのラインナップに
ついつい…白いご飯を食べ過ぎて…
朝からお腹が破裂しそうになる…。
朝ご飯を頂いて、
身支度を整えると。
チェックアウトをして、
つばき乃を後にする。
車を10分程走らせれば。
城崎の温泉街を抜けて
城崎温泉とは目と鼻の先の
日和山温泉に到着する。
目の前には…立派な建物が
そびえ立っていて
存在感をありありと放っているのだが。
オーシャンビューのパノラマ
大浴場と…質の高いおもてなしが
受けらえるハイクラスホテルなのだが。
目的地は…そのホテル金波楼の
隣にある場所が目的地だ
日曜日だけど、オープンして
すぐだったからなのか。
奥じゃなくて手前の…
目的地の前の駐車場に
車を案内して貰えて。
『やっぱり…ここに来ないとね。
城崎来たって言えませんもんね』
水族館以上、であること……を
コンセプトに掲げている
城崎マリンワールドだ。
「マリンワールド来るの久しぶり…」
『そうですね、僕も…
いつぶりだったか…ですよ…。
さ、もう、オープンしてますし。
入りましょうよ、巴さん』
入口のチケットブースで、
大人2600円を支払って。
本日のショーやイベントの
スケジュールが印刷された紙と
チケットを受け取る。
すぐ隣のゲートで
入口のお姉さんにそれを提示して。
入口の横のラックから、
パンフレットを2枚取ると。
巴が1枚を港斗の方に差し出した。
館内に入ると、
オオサンショウウオがいる
淡水水槽が出迎えてくれる。