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12歳年下の彼と城崎温泉旅行する話
第1章 2人の年末
2023年の仕事納めは…、
私の勤めている職場は28日で。
29日からお休みだったんだけど。
彼が医療事務として、
勤めている病院も…お休みには
なってるみたいなんだけど。
当番制??で年末年始の間に
何処か出勤する日があるらしくて。
30日は…仕事なんですよ~と。
そんな風に…彼である、
生田港斗の口から聞いたのは。
2023年も残りが少なくなった。
12月の27日の水曜日に
何時もの様に家に泊まりに来た時の事。
大晦日は…一緒に…、
彼のアパートで年越しをしようって
クリスマスの時に話してたから。
『巴さんが…良かったら…』
「合鍵…持ってるから、
30日の夕方にはお邪魔させて貰って、
お夕飯…用意して待ってるね?」
そう私が答えると、ガバッ…と
彼に抱きつかれてしまった。
「み、港斗…くん??」
『だって…、そうして貰えたら、
嬉しい…なぁ~って巴さんに
僕から今、お願いしようとしてたのに。
先に…僕がして欲しいなって、
そう思ってる事、言われちゃたら
嬉しくなっちゃいますよ…僕だってね』
ぎゅううっと…そのまま
彼の逞しい腕に抱き締められて。
すっぽりと…その腕の中に
巴が収まりながら。スリスリと
港斗の胸板に自分の頬をすり寄せる。
『あの……、巴さんに…僕から
リクエストと言うか、年越しの事で
お願いしたい事が…あるんです…』
彼からは…年末年始については。
大晦日に一緒に年越しそばを食べて。
彼のアパートで一緒に
こたつでぬくぬくして。
おみかんを…彼が、買って
用意してくれるって話になっていて。
1日の午前中に、私の家に
挨拶をしに行って。
一緒にお昼を食べて。
その後は…初詣に行って。
夕方に…彼の…家にお邪魔をして。
そのまま…1日の日は…、
彼の…お家に…泊めて貰うって…。
そんな…話に…は…、
なってるには、なってるんだけど。
翌日の…28日は…、
私の職場の仕事納めで。
午前中は仕事をして、
午後は会社の…大掃除をする…。
勿論…その時に自分のデスク回りも
綺麗にする…んだけども。