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12歳年下の彼と城崎温泉旅行する話
第1章 2人の年末

凄い嬉しそうに
にこにこしてるから。
そう言う意味じゃないって
こっちも言うに言えないまま。

キッチンで、後ろから…
彼におっぱいを揉まれていて。
立バックで…突かれまくって。
彼に…抱かれて…しまって居た訳で。

……お夕飯の支度…
大分余裕を持って始めたのに。
結局…お夕飯は…思ってた時間よりも
遅めの時間になってしまって居た。

むぅ…と何だか納得が行かないと
そう内心巴が思って居たのが
顔に出てしまって居たみたいで。

『巴さん…、
あの…もしかして、
…その、怒ってます?』

そう、向い合せにこたつを挟んで
座って居る彼がそう尋ねて来て。

巴が箸で摘まんだ、大根を
自分の口に運んでもぐもぐと
咀嚼して飲み込むと。

「別に…納得が…出来ないだけで、
怒ってる…って訳じゃない…けど」

せめてもの…お詫びと言って、
食べ終わった後に、
コタツの端にカゴに入って
置いてあるみかんをデザートに
彼が皮を綺麗に剥いてくれて。

その綺麗に剥けたみかんを
1房に分けるとこっちに
はいどうぞと差し出して来るから。
あーんと口を開けて、
港斗君にみかんを食べさせて貰って。

私が…1個…彼に食べさせて貰って
みかんを食べ終える頃には、
自分の中のモヤモヤした感じが
綺麗に…どっかに行ってしまって居た。

『巴さん、みかん…
もう1個食べますか?』

「もう、今食べたし、映画
観てる時も食べたからいいよ…。
港斗君もみかん食べる?」

『巴さんが…、みかん剥いて僕に
食べさせてくれるんですか?』

「うん…」

『食べたいです、良いんですか?』

「いいよ、みかんぐらいなら…」

巴がカゴに手を伸ばして、
適当なみかんを1個手に取ると。
みかんの皮を剥いて
筋を適当に取ってある程度綺麗にすると。

その1房を手に持って、
向いに座って居る港斗の方に
どうぞと差し出した。

1個綺麗にみかんを食べおえて
もう一つ食べる?と尋ねると
食べたいと言うので、
巴がもう1つみかんを手に取って
皮を剥いて1房手に取ると
港斗の方に差し出した。

「はい、港斗君、みかんどーぞ」

あーんと彼が開けた口に
巴がみかんを入れると。

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