この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の彼と城崎温泉旅行する話
第4章 2024年1月2日~1月8日
朝ご飯をダイニングテーブルで
5人で頂いて。後片付けを手伝った。
食後のコーヒーに…
ケーニヒスクローネを頂いて。
コーヒーを頂いてお暇させて貰う事にした。
もう帰ってしまうのかと惜しまれつつ。
西宮神社に初詣に行くと彼が言うと。
港斗君が福男になった時の
写真とか新聞記事とかを見せてくれて。
彼は…恥ずかしそうにしていたんだけど。
嬉しそうでもあって。
『今度は…奏多もね?』
『僕は…港斗兄とは…違うから…ッ
走るの…港斗兄みたいに速くないし…』
詳しくお話を伺って居たら
お父さまの浩輔さんも…昔、
若い頃に福男になった事があって。
お祖父ちゃんも…らしいと言うのを聞いて。
じゃあ次は…巴さんと
港斗との間に生まれた男の子かしらね?と
ふふふと…お母さまの亜希子さんが
笑いながらそう話をしていて。
玄関に3人に見送って貰って、
生田家を後にした。
とは…言っても。生田家と
福男選びの舞台である。
恵比寿宮の総本社の西宮神社は
車で10分程の距離にあるので。
港斗君と初詣のリベンジをして。
お賽銭に…示談金から10万円ほど
抜いて、賽銭箱に入れて置いた。
行こうと言って居たラブホテルは
王子動物園のある灘の方にあるので。
位置的にはその辺りの浜側の
摩耶ランプを降りてすぐの立地だ。
西宮神社からは車で13分~
15分…三宮方面に進むと看板が見える。
このお金は…綺麗に使って
綺麗に忘れると決めたので。
一番いいお部屋にしようと
彼とは話をしていたんだけど。
一番いいお部屋は埋まっていて。
『やっぱりお正月だから、
贅沢しようって事ですかね?』
「でも、その次のグレードの
お部屋も素敵だし、ここでいい?」
今日は…お金は私が出すので、
彼にそう確認を取ると
巴さんが好きな所でと言うので。
上から2番目のグレードのお部屋にした。
お正月の三が日は土日、祝日の
お部屋の料金になるけど。
お昼の12時までに入ると
最大6時間サービスタイム料金になる。
お洒落な和洋室の
ジャパニーズモダンのお部屋は
広々とした78㎡で。
温泉旅館の気分がお部屋からも
お部屋の大きな炭酸泉のヒノキ風呂でも
堪能して味わう事が出来る。