この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の彼と城崎温泉旅行する話
第6章 2024年1月17日から1月19日
ずっと…気になってたんだけど。
医療事務は薄給みたいなんだよね…。
その割に…彼は…、お金に
そんなに困ってない感じがしていて。
医療事務の仕事はおこずかい稼ぎの
アルバイトみたいな趣味ですよって
そんな感じに話をしていたけど。
確かにお家は…お金持ちそうな
裕福なご家庭って感じだったけど。
お家から今月のこずかいよって
仕送りして貰ってるって…感じでもない。
彼のお金の出所が気になるけど、
考えても…その理由が
私にはわかる訳がなくて…。
「あ、そうだ…。
城崎旅行の荷物…
用意しておかないと…」
明日は彼が泊まりに来るし、
明日はゆっくり荷物の
用意は出来ないだろうから。
今日の内に用意をして置こうと
キャリーバックに週末の城崎旅行に
行くための荷造りを巴がして。
その日はひとりだし適当に済ませて、
エプソムソルトを入れたお風呂に
ゆっくりと浸かって。
その日は早めに
彼におやすみなさいをして
巴はベッドに潜り込んだ。
「……20日の日は早起きかな…?」
私と港斗君が住んでいるのが、
兵庫県の…神戸市の垂水区で。
目的地である城崎温泉までは
車で3時間半ほど掛かる。
掛かると…グーグルマップが言ってる。
瀬戸内海側から日本海側まで
兵庫県の縦に
端から端まで行くんだから
それ位の時間は掛かるだろうけどね。
そんな事を考えている内に
段々と眠くなって来て。
巴はそのまま眠りについた。
ーーーー
ーーー
ーー
ー
2024年1月19日
PM7:20
仕事終わりの彼を
巴が玄関で出迎えた。
『すいません、巴さん』
「いらっしゃい。港斗君。
今日は居残りだったんでしょ?
お夕飯…出来てるから、
手、洗って楽な服装に着替えて来て」
……と、新婚夫婦の様な
そんなやり取りをして。
ただいまのキスをして貰って。
彼が手洗いと、着替えをしてる間に。
用意していた夕飯を温め直して。
すぐに食べられる状態にする。
『美味しそうですね…、
今日はグラタンですね…』
港斗君はグラタン好きだから、
寒い時期だし…グラタンに
なってしまいがち…なんだけど…。