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第4章 美咲の告白「4月下旬・Portrait」

大学時代は、ローカル番組でリポーターをしたり、中学・高校とバスケットをしていて、背が高いこともあって、アルバイトで通販カタログのモデルをしたり、スイミングスクールに通っていたこともあった関係から小学生向けの水泳教室のインストラクターをしたりしていました。

「声が可愛い」

「スタイルがいい」

「優しくて子供好き」

という、イメージでした。でも、２人の娘を出産し、そのたびに、５㎏ほど太り、計10㎏も太りました。

結果、「スタイルがいい」とは言われなくなり、代わりに言われるようになったのは、

「ナイスバディ」

身長171㎝は、変わらずですが、

B82(C-65)-W58-H85だったスリーサイズは、

まさかの、B95(G-70)-W63-H98になっていました。

バストとヒップがプラス13㎝。ウエストがプラス5㎝。

世の男性は、バストとヒップが大きい方がSexyと感じるそうで、出産前には感じことがなかった男性の視線というものを感じることが増えました。

一人目の妊娠と出産で、CカップがFカップになり、その後、Eカップに戻ったものの、二人目の妊娠と出産で、EカップがHカップになり、その後、Gカップに戻ったという感じでした。

一時は、1ｍバストになりかけ、スリーサイズが1ｍ-0.65ｍ-1ｍみたいな感じに。

そのころに、雫石忍さんと裏の公園であったイベントで出会い、体型そっくりさんという感じで、顔見知りになったのです。ちなみに、雫石忍さんのスリーサイズは、B100(E-80)-W74-H105でした。トップバストとヒップサイズはほぼ同じ。身長は、171㎝の私と、忍さんは168㎝なので、差は3㎝なので、ほぼ誤差の範囲。

それから、たまに会うと会釈する、立ち話する程度の関係が続き、長女の小学校入学で、PTA会長だった雫石忍さんと、一緒に役員をすることになり、関係が深まりました。

とはいえ、入学式さえ開催されなかったコロナ禍の時期。

PTA総会はなく、役員は、会長が留任で雫石忍さんでした。私はクラス役員を誰かがしなくてはならないということで、書面でした。その時も、雫石忍さんから、

「私は会長を留任なの。だから、一緒にしない？」

と、誘われて、立候補したところ、みなさん、コロナでそれどころではなかったのか、私ともう一人だけだったので、2人で決定。