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「本日も撮影日和」 微熟妻・美咲
第4章 美咲の告白「4月下旬・Portrait」
「最近、更年期みたいで。そろそろ閉経かも」
と、ため息を吐く雫石忍さん。更年期?閉経?29歳の私には馴染みがない言葉でしたが、雫石忍さんは、51歳。
「もう、歳だからね。美咲ちゃんなんか、若いから、まだまだ先だから、イメージわかないよね!」
と、ため息混じりに自嘲する雫石忍さん。確かに、イメージはわかなかったです。
「そんなにつらいのですか?」
と、訊くと、頷いて、
「コロナ禍もあって気分転換もできないし。美咲ちゃんも、言ったみたいに、息が詰まりそう」
と、ため息。。。息は詰まりそうという割には、ため息が次々に出る雫石忍さん。
「美咲ちゃんも息が詰まりそう?うちは、中学生の息子が二人もいるし、娘もあんな感じだし。部屋が狭いのよね。2LDKだから。。。」
と、愚痴る雫石忍さん。ママ友から聞いている豪放磊落な逸話からは想像できない感じ。
「そうですね。出かけられないのが痛いです。あと、学校も行けないし。入学しても、入学式もなかったですから」
と、話すと、
「そうね。美咲ちゃんのところの間取りは?」
と、訊く雫石忍さん。
「うちは、3LDK。旦那が、自分専用の趣味の部屋が欲しいということもあって、寝室と、娘たちの部屋、という感じです」
と、話すと、
「そうなのね。私、シングルマザーだから、旦那と一緒に暮らすって感じがあまりわからないけど、旦那さんって、寝室以外にも趣味の部屋って贅沢よね」
と、羨ましいって感じで話す雫石忍さん。
「でもね。マンションを買ったのまでは良かったけど、今は、海外勤務で単身赴任だから、まったく無用の長物」
と、私が答えると、
「そうなの・・・。勿体ない」
と、話す雫石忍さん。
「そうですよね。ずっと海外勤務で単身赴任なら、2LDKで良かったし、そうしたら、ローンも少なかったのに」
と、私が笑うと、
「そうじゃなくて、美咲ちゃん、若いのに、旦那さんが海外勤務で単身赴任って、勿体ないわよねって、言っているの」
と、笑う雫石忍さん。なるほど。。。そうなのかしら。。。
「そうですか?」
と、訊くと、
「そりゃそうよ。私が美咲ちゃんくらいの歳の頃は、毎晩、遊んでいたわ」
と、思い出すように話す雫石忍さん。
と、ため息を吐く雫石忍さん。更年期?閉経?29歳の私には馴染みがない言葉でしたが、雫石忍さんは、51歳。
「もう、歳だからね。美咲ちゃんなんか、若いから、まだまだ先だから、イメージわかないよね!」
と、ため息混じりに自嘲する雫石忍さん。確かに、イメージはわかなかったです。
「そんなにつらいのですか?」
と、訊くと、頷いて、
「コロナ禍もあって気分転換もできないし。美咲ちゃんも、言ったみたいに、息が詰まりそう」
と、ため息。。。息は詰まりそうという割には、ため息が次々に出る雫石忍さん。
「美咲ちゃんも息が詰まりそう?うちは、中学生の息子が二人もいるし、娘もあんな感じだし。部屋が狭いのよね。2LDKだから。。。」
と、愚痴る雫石忍さん。ママ友から聞いている豪放磊落な逸話からは想像できない感じ。
「そうですね。出かけられないのが痛いです。あと、学校も行けないし。入学しても、入学式もなかったですから」
と、話すと、
「そうね。美咲ちゃんのところの間取りは?」
と、訊く雫石忍さん。
「うちは、3LDK。旦那が、自分専用の趣味の部屋が欲しいということもあって、寝室と、娘たちの部屋、という感じです」
と、話すと、
「そうなのね。私、シングルマザーだから、旦那と一緒に暮らすって感じがあまりわからないけど、旦那さんって、寝室以外にも趣味の部屋って贅沢よね」
と、羨ましいって感じで話す雫石忍さん。
「でもね。マンションを買ったのまでは良かったけど、今は、海外勤務で単身赴任だから、まったく無用の長物」
と、私が答えると、
「そうなの・・・。勿体ない」
と、話す雫石忍さん。
「そうですよね。ずっと海外勤務で単身赴任なら、2LDKで良かったし、そうしたら、ローンも少なかったのに」
と、私が笑うと、
「そうじゃなくて、美咲ちゃん、若いのに、旦那さんが海外勤務で単身赴任って、勿体ないわよねって、言っているの」
と、笑う雫石忍さん。なるほど。。。そうなのかしら。。。
「そうですか?」
と、訊くと、
「そりゃそうよ。私が美咲ちゃんくらいの歳の頃は、毎晩、遊んでいたわ」
と、思い出すように話す雫石忍さん。