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「本日も撮影日和」 微熟妻・美咲
第4章 美咲の告白「4月下旬・Portrait」
「私が若い頃は、バブルだったから、ハチャメチャしていたわ。バブル崩壊しても、今度はバックパッカーになって、世界中、あちこち行ったわ。インドとか、インドネシア、オーストラリア、ハンガリー、ギリシャ、南アフリカ、カザフスタンとか」

と、私には理解できない時代の話を。

「バブルですか?」

と、訊くと、

「そうよ。最近も少し話題になったけど、マハラジャとかジュリアナ東京とか、女子大生だったころから、遊び回っていたわ。『アッシー君』とか、『貢ぐ君』とか知ってる?」

と、笑う雫石忍さん。

「わかりません」

と、私が答えると、

「そうよね。若いから。だって平成生まれだものね。『アッシー君』は、車でお出迎えしてもらう人。彼氏じゃなくて、単に足。だから、『アッシー君』。『貢ぐ君』は、プレゼントとか、くれる人。要するに貢物を持ってくるから『貢くん』なの。私は、『貢ぐ君』を集めて、仲良くなるとすぐに誕生日を設定して、誕生日プレゼントを貰って、クリスマス前には、『貢ぐ君』を増やしていたわ。そして、貰ったプレゼントは、すぐに換金していたわ。だから、今でも、まだ、口座に結構、その時のお金が残っているわ」

と、笑う雫石忍さん。

「って、お金儲けをされていたの?」

と、訊くと、首を振って、

「それだけじゃないわ。セフレはセフレでいたわ。大学時代とか、就職一年目は、本当、夢みたいにモテて、セックス三昧、プレゼント三昧、楽しかったわ。でも、バブル崩壊で、日本は真っ暗闇に」

と、フッと鼻で笑う雫石忍さん。

「その後は?」

と、訊くと、

「その後は、バックパッカー。バックパックに荷物を詰めて、インドやインドネシア、タイ、マレーシア、オーストラリア、トルコ、ギリシャ、カザフスタン、パキスタン、エジプト、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、モロッコ、エチオピア、ジンバブエ、南アフリカ、アメリカ、カナダとかも行ったわ。そう、バックパックに、夢じゃなくて、コンドームを入れて」

と、笑う雫石忍さん。コンドームでわかりました。。。何をしていたか。

「美咲ちゃんって29歳よね。そのころは、一番、ノリノリだったわ。アフリカで黒人の硬くてデカい、長いチンコに突かれて、アブノーマルな夜。。。思い出しただけで、ムラムラするわ」

と、生唾を飲む雫石忍さん。
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