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私立桐邦音楽大学附属中学校
第19章 小山田梨果の住む町①
タッタッタッタッ……
廊下を駆ける上履きの音が近づき小山田が教室に入ってきた。
「ごめんなさい室賀くん。」
「い、いや。てか顔赤いけど大丈夫?」
「え?う、うん。それより待たせちゃった?」
「いや、いま教官室から戻ったところだよ。」
「そか、……馬場先生、なにか言ってなかった?」
「いや、特には。」
「そう…な、ならよかった。」
「……」
「あれ?室賀、まだいたのか。まさかお前も?」
内藤隆俊が教室に入ってきた。
「内藤……お前もってなんのことだ?」
「いや、なんでもない。……じゃあな室賀。小山田ちゃんもサンキューね、またよろしく。」
「う、うん、さようなら。」
内藤は教室から出て行った。
(はぁ……)
廊下を駆ける上履きの音が近づき小山田が教室に入ってきた。
「ごめんなさい室賀くん。」
「い、いや。てか顔赤いけど大丈夫?」
「え?う、うん。それより待たせちゃった?」
「いや、いま教官室から戻ったところだよ。」
「そか、……馬場先生、なにか言ってなかった?」
「いや、特には。」
「そう…な、ならよかった。」
「……」
「あれ?室賀、まだいたのか。まさかお前も?」
内藤隆俊が教室に入ってきた。
「内藤……お前もってなんのことだ?」
「いや、なんでもない。……じゃあな室賀。小山田ちゃんもサンキューね、またよろしく。」
「う、うん、さようなら。」
内藤は教室から出て行った。
(はぁ……)