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私立桐邦音楽大学附属中学校
第23章 内科検診
体操着に着替えて一階の技術室前に集合する。中に小児科医がいて出席番号順に入室する。

隣の美術室前にも女子が続々と集まりだした。皆揃ってバインダーを胸の前に抱えていた。

「やはりノーブラなのを気にしてああしてるんだろう。」

内藤の推理は誰にでも想像できる内容だ。

「てか内藤、その情報はどこで手に入れたんだ?」

クラスの男子が問う。

「小山田ちゃんだよ。」

「え?小山田……?」

「ああ、女子の身体測定の様子を聞かせてもらった。ノーブラで臨むって話もな。」

「な、なるほど。」

「特に内科検診は医者におっぱい丸出しにするから毎年女子は嫌がっているらしい。」

「ま、まじかよ!おっぱい丸出し?!」

それ故の女子たちのため息なのだ。

「医者っていつもの校医だろ?男じゃん!羨ましい……」

「この学園の女子全員のおっぱいを見れる男。前世でどれだけ徳を積んだんだ……」

「角山、小山田、高遠の3人のおっぱいだけでも億千万の価値だろ。」

「え?高遠?」

「確かに高遠は可愛いがおっぱいに関してはなぁ……」

「高遠のおっぱいかー……」

「そもそもおっぱい存在するのか?」

「高遠……うーん高遠のおっぱい……かぁ……」

散々な言われようである。
廊下で順番を待っているそんな高遠を見る男子たち。

「確かにペッタンコだな……」

思わず失礼なことを口走る弘斗。

視線に気づいたのか高遠美月が弘斗たちのところに近づいてきた。

「なに?」

「い、いや……た、高遠こそどうした?」

「よからぬ事を言われている気がして。」

大正解だ。

「おう、高遠はペッタンコって室賀が言ってたぞ。」

「ちょ!内藤!おまっ!」

「室賀くん、ペッタンコってどういうこと?」

そう言われ弘斗は目線を高遠の胸部に落としてしまう。

「ん?……胸?」

「う……」

バレバレである。

「ペッタンコじゃないよ?」

「「「「えっ?」」」」

幾人の男子の口から発せられたこの“えっ?”はここにいる男子たちの総意であった。
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