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私立桐邦音楽大学附属中学校
第26章 身体測定
身体測定会場は来た者の順だった。男女別に列にならんで身長やら体重やらを測られる。

「俺はこっちだから。高遠はあっちに並びな。」

「あい、ありがとう室賀くん。」

高遠美月は女子列に並びに行った。


(あれ?あいつは内藤?)

内藤が会場を男女に仕切ったパーテーションのそばにいた。

(なにやってんだあいつ)

弘斗が様子を見ていると内藤と目が合った。すると彼は手招きをしてこっちに来いとの意思表示をしていた。

「どうしたんだよ内藤。」

近づくと内藤は床に座って何やらメモを取っていた。

「しーっ、静かに。」

「あ?」

言うとおり声を潜める弘斗。

「次、クラスと氏名は?」

パーテーションの向こうから女性養護教諭の声が聞こえた。

(……新発田先生?)

「はい、3組の小山田梨果です。」

(えっ……小山田?)

見えないが明らかにパーテーションの向こうには小山田梨果がいる。

「はい、上脱いで胸だして。」

新発田教諭の指示。

(えっ?!胸?!だす???)

「はい。」

(服を脱いだ……のか?)

「へ、へえー……」

「ど、どうかしました?新発田先生。」

「えっ?!ううん。はいバンザイしてー」

(上脱がせてバンザイ?!新発田先生は生徒になにをさせてるんだ?)

「あっ、冷たっ……」

(冷たい???なにをしてる??)

「えーと……トップが79cmね。」

(ん??トップ??79cm)

メモをしている内藤。

(こいつなにメモってるんだ?)

「アンダーが……64.5cmね。はい終わり。次の子ー!」

(あっ!!アンダー?!もしや……き、胸囲!!)

「ちょ!な、内藤っ……」

(小山田の胸囲!小山田の胸囲!!小山田の胸囲!!!)

「しーーー!!」

内藤が鼻の前に指を立てる。

「3組、角山奏音です。」

(えっ?!?!)

パーテーションの向こう側に聞き耳を立てる2人。
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