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私立桐邦音楽大学附属中学校
第26章 身体測定
「はい脱いでバンザイして。」

(このパーテーション一枚隔てた向こうで角山のおっぱいが……)

向こう側で行われている事実を知るとムクムクとペニスが勃起した。

「トップ88cmね。」

((88センチメートル!!))

弘斗と内藤のモノローグがシンクロした。

「で、アンダーが……69cmっと。」

新発田教諭の言葉をメモする内藤。

(おいやめろ。)

「な、内藤……もう行こうぜ。」

声を潜めたまま内藤の袖を引っ張る。何か女子の尊厳を侵す気がして心が引けたからだ。

「だめだ。最後の高遠ちゃんを待つぞ。」

(うっ!た、高遠か……気になる……後ろ髪引かれるが……)

「お、俺は行くからな。」

断腸の思いだ。

「そんなだからお前は……」

「ああ?」

「こんなチャンス逃すか?クラスの女子全員のおっぱいのサイズを知れる機会だぞ?」

「……」

内藤をその場に残して弘斗は列の最後尾に並び直した。

(俺もあいつみたいに生きた方がいいのかな……)
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