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私立桐邦音楽大学附属中学校
第31章 小山田梨果の選択
「おはよー室賀。」

「おはよう角山。昨日は焼き肉ごちそうさま。本当に良かったのか?」

昨晩弘斗は高遠美月と共に角山奏音に焼き肉を奢ってもらったのだ。

「うん。あそこのお店美味しかったでしょ?」

「マジでこの世にあんな美味い肉があるのかと思ったレベルだよ。」

「うふふ、大袈裟だなあ室賀は。」

(普段からどんだけ美味いもの食ってるんだコイツは……)

「でもさ……」

神妙な顔つきになる角山。

「ん?」

「少しは元気になってよかった。」

「……ありがとな。」

「あと……」

「ん?」

周りをキョロキョロ見回す角山。

「む、室賀……耳貸して。」

「な、なんだよ。」

少し屈んで角山に耳を貸す。耳元に近づく彼女の美しい顔。

(ドキッ……)

そして吐息が触れる距離でこう囁かれた。

「あの下着、今日着けてるよ……」

「なっ!!なっ!!はぁ?!」

「ちょっ!!なんで叫ぶのよ!」

「だってお前!」

「な、なに?」

「そんなキャラだったっけ?!」

「えーん!えーん!せっかく可愛い下着着けてるから少しは女の子らしくしようと思ったのにー!」

膝を抱えて道端にしゃがみ込む角山。

「お、おい……」

「えーん!えーん!」

「わ、わ、わかったから立ってくれ……」

通学路でしゃがんで目立ってしょうがない。学園一の人気美少女の奇行に生徒たちが注目してしまう。
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