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私立桐邦音楽大学附属中学校
第4章 パンチラ
「室賀どうしたの。具合悪そうだけど。」

「角山……走ったせいで動悸だよ動悸。」

「はあ?あんたも少しは運動すれば?」

「なぁ角山。」

「ん?」

「小山田のことなんだが……」

「梨果?」

「あ、ああ…」

下の名前にドキッとする。

「梨果がどうかしたの?」

「うん……今朝見ちゃったんだけど。」

「見た?なにを?」

「男といるとこ……」

「あー…」

「し、知ってるのか?」

「うん……まぁ。」

「まじか!小山田とあの男はどんな関係なんだ!?」

「ちょ!どうしたの急に室賀が梨果に興味示すなんて……」

「い、いや、たまたま見かけたからさ…」

「……そ、そうなんだ。」

「あれは小山田の彼氏か何かか?」

「…ううん。彼氏ではないよ。」

「そ、そか…」

(と、とりあえずよかったぁ……)

「……梨果が気になるの?」

「えっ?!…あ、いや。」

続けて角山は小声でこう言った。

「梨果はいま家庭が複雑なの……」

(えっ………)

「複雑…とは?」

「ほら、梨果去年の年末2ヶ月くらい休学してたでしょ?」

「お…おう。」

(実は最近まで知らなかった)

「家庭でイザコザがあって今は親戚の家にあずけられてるんだよね。」

「そうなんだ……角山はそのイザコザについて知ってるのか?」

「……知ってるけどこれ以上はゴメン。」

「そ、そっか……」

「私と美月だけは知ってる。イザコザが有ったことも室賀も内緒にしてね。」

「わかった。」

「だから梨果のことはそっとしといてあげて。」

「……」

角山のその言葉がどういう意味なのか弘斗は理解できないでいた。

(手を出すなとでも言いたいのか…?)
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