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私立桐邦音楽大学附属中学校
第7章 小山田の下着
「お、小山田!ううっ!ああっ……」

ここ数日で小山田梨果から与えられた刺激は、男子中学生が自慰をするには充分過ぎる内容だった。着替えでの下着姿、駅で見かけたスカートの中身、そして肘に残る小さな乳房の感触……

「……ふぅ…ゴメンよ小山田……」


弘斗が小山田梨果に恋い焦がれたとしても今となっては多勢の1人で特別でも何でもない、昨日だけでも3人に告白されたと言っていた。

(それだってきっと氷山の一角だよな……)

『だってみんな全然話したこともない人たちだったし……』

昨日の告白を断った理由を聞いたときの小山田の一言だ。

(俺だって同じようなもんだろ……)

「くそっ!!」


『お兄ちゃーん!朝ごはんだよー!』

階下から妹の呼ぶ声が聞こえた。

「へーい。」
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