この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私立桐邦音楽大学附属中学校
第7章 小山田の下着
裏庭のゴミ捨て場は非常階段からが近道だ。小山田と一緒にカンカンと靴音を立てながら下る。

(よ、よし時は来た!話しかけるぞ。しかし何から話そう……)

「か、角山に聞いたんだけど、お、小山田がアイツに男を紹介するって話…本当か?」

「あー。うん、本当だよー」

「…そ、そか。」

「あ!ゴメン!室賀くん奏音の事……」

「いや!そうじゃなくって!」

「そうじゃないの?」

「お、俺はお前が……」

地上に差し掛かる手前で2人は足を止めた。

「私が…?」

「……気になるんだ。」

「気になる?」

(だ、だめだこれ以上は無理だ。話題を戻そう……)

「……お、小山田が誰を角山に紹介するのかが気になるんだ。」

(う…嘘はついてないぞ)

「あー」

「そ、そいつは小山田のお…男友達なの?」

(おいおい!俺に何の権限があってそんなことを聞くんだ?大きなお世話だろ!)

そう思ったが口に出たのが先だった。しかし小山田は顔色を変えずに答えた。

「同い年のお兄ちゃんだよ。」

「お、同い年のお兄ちゃん?」

(そういえば前にもそんな話を……)

「正式にはー…えーと従兄?」

「いとこ?!」

「うん。」

「も、もしかしていつも朝の電車で一緒なのも……」

「え?!よく知ってるね、そうだよ。友也くんだよ。」

(はぁぁぁぁぁぁぁ…よかったぁ…いとこかよ…)

一気に肩の荷が降りた。
/114ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ