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私立桐邦音楽大学附属中学校
第7章 小山田の下着
安心して歩みを再開し螺旋階段を終え地上に着いた。
「あっ!!」
「むふっ!サンキュ!室賀!」
階段下から内藤隆俊がVサインをしながら走って逃げていった。
「な、内藤!そういえばあいつも掃除当番!またサボってここで!……あっ!!」
(奴に小山田のパンツ見られた!!)
バッと小山田に振り向く弘斗。
「ん?どうしたの?」
「お、小山田!す、スカートの中って……」
(なんて質問してるんだー!俺ー!)
「スカートの中?下着だけど?」
顔色ひとつ変えずに答える小山田。
「ま、まじか!」
「内藤くんでしょ?いつものことだよ。」
「……知っていたの?」
「うん。」
「えっ!知ってるのに……いいのかよ!」
「……ぅん。内藤くんも喜んでくれてるみたいだし。」
小山田は珍しく表情を変え、少し赤面しているように見えた。
「え、駅の階段も……わざとなんだよね?」
「うん…でも内緒だよ。」
「……よくわからないよ。」
「……だよね。わたし変な子なの。」
「……」
「室賀くんも見たい?」
「えっ!?」
「私の……見たい?いいよ?」
「なっ!なわけないじゃん!」
「……つまんないの」
(えっ……?!)
その後小山田との会話はなかった。あまり顔色を変えない彼女だが、若干不機嫌な表情にも思えた。
音楽室で直江と演奏会の練習をしながら窓の外を見ると角山奏音と高遠美月、そして小山田梨果が揃って校門を出る姿が見えた。
「どうした室賀?急に演奏止めて。」
「あ、ああごめん。」
直江も弘斗の視線の先を追う。
「あ…我が学園の美少女大中小か……」
「大中小?!あははは、そりゃいい。」
「メチャクチャ目立ってるな、あの3人。」
「そうだな……」
直江にはこのあと角山が小山田に男を紹介されるとは言えずにいた。
「あっ!!」
「むふっ!サンキュ!室賀!」
階段下から内藤隆俊がVサインをしながら走って逃げていった。
「な、内藤!そういえばあいつも掃除当番!またサボってここで!……あっ!!」
(奴に小山田のパンツ見られた!!)
バッと小山田に振り向く弘斗。
「ん?どうしたの?」
「お、小山田!す、スカートの中って……」
(なんて質問してるんだー!俺ー!)
「スカートの中?下着だけど?」
顔色ひとつ変えずに答える小山田。
「ま、まじか!」
「内藤くんでしょ?いつものことだよ。」
「……知っていたの?」
「うん。」
「えっ!知ってるのに……いいのかよ!」
「……ぅん。内藤くんも喜んでくれてるみたいだし。」
小山田は珍しく表情を変え、少し赤面しているように見えた。
「え、駅の階段も……わざとなんだよね?」
「うん…でも内緒だよ。」
「……よくわからないよ。」
「……だよね。わたし変な子なの。」
「……」
「室賀くんも見たい?」
「えっ!?」
「私の……見たい?いいよ?」
「なっ!なわけないじゃん!」
「……つまんないの」
(えっ……?!)
その後小山田との会話はなかった。あまり顔色を変えない彼女だが、若干不機嫌な表情にも思えた。
音楽室で直江と演奏会の練習をしながら窓の外を見ると角山奏音と高遠美月、そして小山田梨果が揃って校門を出る姿が見えた。
「どうした室賀?急に演奏止めて。」
「あ、ああごめん。」
直江も弘斗の視線の先を追う。
「あ…我が学園の美少女大中小か……」
「大中小?!あははは、そりゃいい。」
「メチャクチャ目立ってるな、あの3人。」
「そうだな……」
直江にはこのあと角山が小山田に男を紹介されるとは言えずにいた。