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私立桐邦音楽大学附属中学校
第8章 スカートたくし上げ
振り返ると噂の小山田梨果が昇降口から近づいてきた。

(ドキッ……お、小山田……)

「内藤くん、ちょっといい?」

(内藤に用事……?)

「おう!俺に用?」

内藤は立ち上がり小山田に歩み寄り向かい合う。弘斗はベンチに腰をかけたまま背中越しに2人の会話に耳を傾けた。

「男子のスカート覗きがすっかり女子に知れ渡っちゃって、非常階段を使いづらいってある子たちが先生に言いつけたみたいなの。」

「えっ!そ、そうなんだ…」

「近々先生たちの監視が始まると思うよ。」

「へぇー…でも何でそれを俺に?」

「え?内藤くんもその一味でしょ?だから忠告しにきたの。」

「え?!俺が覗いてたって小山田は知ってたの?」

「もちろん知ってるよー」

(あれで気づかれてないと思ってたのが不思議だよ…)

「げっ!そ…それなのにあの階段を使い続けてたの?」

「うん。あそこ使わないと遠回りだし。」

「そ、そか…」

「うん。」

「……ごめん、小山田……」

しおらしくなる内藤。

「何が?」

「な、何がって…ほら…お前の覗いた訳だし……」

「ふふっ……そんなに女の子のパンツが見たかったんだ?」

「う、は、はい……」

「ふふっ、目当ての女の子でもいた?やっぱり奏音?」

「いや……」

「へー違うんだー」

「……小山田…お前が始めたキッカケだ。」

「わ、私?!私のせいなの?!」

珍しく表情を変えた小山田梨果。

「小山田…気になることがあって…ついでにひとつ質問していいか?」

「なに?」

「コホン……な、なんで一学期まではスパッツ穿いてたのに夏休み明けからは生パンなの?」

(ってアイツそんな直球な質問!?)

「ええっ?!そんな前から覗かれてたのにはさすがに気が付かなかった!」

「へへっ…」

(べつに誉められてないからな)

「うーん……内緒っ!」

そうはぐらかされた内藤は間髪入れずにこう質問を続けた。

「ま、まさか初体験がキッカケとか?」

(おい内藤!それド直球すぎるだろ!)

しかし小山田は躊躇無く答えた。

「ううん、“まだ”わたし処女だよ。」

「まじか!」

(よかったぁ……)

弘斗は心の中で安堵した。
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