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私立桐邦音楽大学附属中学校
第8章 スカートたくし上げ
先ほどの昇降口前のベンチに戻った弘斗は涙を堪えていた。

「ううっ!くそっ!くそっ!!」

たった14年間とはいえ弘斗にとって人生で最も辛い時間だった。心はギュッと握りつぶされ、やり場のない怒りをぶつける矛先さえ見つからない。

「自分が情けなくて……辛い…どうしてこんな……」



「あれ?室賀くんまだいたの?」

「お、小山田!?」

「ど、どうしたの?大きな声だして。」

ひと月ぶりの小山田との会話だった。

「な、内藤は?」

「んー…たぶん出ちゃった?」

「……」

「知ってるんでしょ……」

「……」

「……じゃあ私帰るね。」

(勇気を出せ!俺!!)

「小山田っ!」

「なに?」

「お、小山田!駅まで一緒に……」

「ごめん、おじさんが怪我をしてるから急いで帰って夕飯の支度しなくちゃなの。」

「……そ、そか。」

「じゃあバイバイ」

「うん……また……」

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