この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私立桐邦音楽大学附属中学校
第12章 下着姿で謝罪
弘斗は小山田梨果の普段とはかけ離れた表情を見て話しかけるのを諦めてしまった。
そして彼女の他にも角山奏音、ましてや人見知りであるはずの高遠美月までもが親しげに接するその中年男が気になって仕方がなかった。
(一体何者なんだ……)
下校する弘斗は同じく駅へ向かうであろうその5人を意図せず追尾する形になってしまった。
(くっそっ……あんなにくっついて……)
両腕に小山田と高遠を侍らせて歩く中年男が弘斗にとって憎たらしく思えた。
そして角山奏音は小山田の従兄弟という例の他校の男子生徒と並んで歩いていた。またその距離感はただの知り合いのそれではなかった。
「ちっ…なんなんだよあいつら、気持ちわりぃ……」
駅に着いてホームに降りると丁度下り列車が到着し、本来上りに乗るはずの角山と高遠を含む5人はそれに乗って行ったようだった。
(……)
弘斗はその後到着した上り列車で帰宅の途に着いた。
そして彼女の他にも角山奏音、ましてや人見知りであるはずの高遠美月までもが親しげに接するその中年男が気になって仕方がなかった。
(一体何者なんだ……)
下校する弘斗は同じく駅へ向かうであろうその5人を意図せず追尾する形になってしまった。
(くっそっ……あんなにくっついて……)
両腕に小山田と高遠を侍らせて歩く中年男が弘斗にとって憎たらしく思えた。
そして角山奏音は小山田の従兄弟という例の他校の男子生徒と並んで歩いていた。またその距離感はただの知り合いのそれではなかった。
「ちっ…なんなんだよあいつら、気持ちわりぃ……」
駅に着いてホームに降りると丁度下り列車が到着し、本来上りに乗るはずの角山と高遠を含む5人はそれに乗って行ったようだった。
(……)
弘斗はその後到着した上り列車で帰宅の途に着いた。