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私立桐邦音楽大学附属中学校
第12章 下着姿で謝罪
音楽会も終わったので音楽室には誰もいなかった。空気が澱んでいたので二重に防音された窓を開けた。

(ピアノでも弾くかな)

ヴァイオリンを持ってきていなかった弘斗は音楽室のグランドピアノを弾いた。
専攻していないとはいえ子どもの頃から習っていた彼のピアノ演奏は中学生レベルを超えていた。

「ふぅ…少しは気が紛れたな。」

そう言いピアノ椅子に腰掛けたまま伸びをする弘斗。

「鐘。ラフマニノフだね。」

背後から澄んだ声がかけられた。
振り向くといつの間に入ってきたのか小山田梨果がいた。

「お、小山田……?!」

恋する少女の登場にドキッと心が撃たれる。

「ゴメン急に話しかけて。帰ろうと昇降口出たらピアノの音色が聞こえてきたから。」

「あ、ああ……」

「誰の演奏か気になって来ちゃった。室賀くんだったんだね。ラフマニノフをそこまで弾きこなすなんて……」

「いやぁ……最近弾いてないから鈍っちゃって。」

「ええっ、私ピアノ専攻なのに自信無くしちゃうレベルだよぉ…音楽会も失敗しちゃったし…」

「お、小山田…最近なにかあった?」

「えっ!?」

「どうも心ここに在らずな雰囲気だったけど。」

「う、うん……ちょっと他のことで頭がいっぱいでピアノが疎かになっちゃってて……」

「ほ、他のこと?」

「……うん。」

「どんなこと?」

「……エッチなこと。」

「えっ?!」

「室賀くんセックスしたことある?」

「えっ?!な、ないよ!」

「そか。」

「お、小山田はあるのか?」

「さあどっちでしょう?」

「は?!はぁ?!」

「体育の着替えの時に室賀くん私の下着姿見たの覚えてるよね?」

「う、うん。」

(目に焼き付けて絶対忘れるもんか!)

「わかった。ちょっと見て。」

そう言うと突然ブレザーを脱ぐ小山田梨果。

「見てって何を……?」

ついブラウスをほんのり盛り上げる胸部を見てしまう。

するとブレザーのみならずスカートもはらりと落としてブラウスのボタンも外しはじめた。

「お、おい、なにしてんだよ小山田……」

後ろ向きで制服を脱ぐ小山田に声をかけるが完全無視だった。ブラウスの裾から覗くショーツのお尻が見えたのでたまらず目を逸らした。
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