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私立桐邦音楽大学附属中学校
第14章 3学年スタート
順にクラスメイトの自己紹介が始まりその都度拍手をする。
(次は小山田か……)
「よーし、次はお、小山田…だな。」
他の生徒は名簿と照らし合わせながら名前を呼称していた馬場教諭、小山田に関しては姿だけで名前を認識していた。そして微妙に動揺したような仕草をする様はあの時の記憶が蘇ったのだと見て取れた。
「はい。」
一方小山田梨果は起立して、何事も無かったように自己紹介を始めた。
「小山田梨果です。ピアノ専攻バドミントン部所属。14歳独身です。」
あはははははは!!
「そんなのみんな同じだよー!」
(こんな簡単なパクりギャグで爆笑取れるなんて……美少女にしか許されねえ……)
「ふふっ……で趣味はー……」
「趣味は?」
いちいち口を挟む内藤。
「えーと……趣味はー。」
考え込む小山田。少しの間を置いてボソリと呟いた。
「キノコ料理…かな?」
「えっ?キノコ料理???」
思わず出た馬場教諭の言葉に同意するようにクラスメイト全員の頭上にクエスチョンマークがでていた。
その後注目の角山奏音、高遠美月の緊張しまくった自己紹介を経て全員の自己紹介が終わった。
特に弘斗の印象に残ったのは直江鍵次が意外にも女子の注目を受けていた事だった。
(そういえば直江イケメンだもんな、バレンタインにも下級生にチョコ貰ってたっけ。)
(次は小山田か……)
「よーし、次はお、小山田…だな。」
他の生徒は名簿と照らし合わせながら名前を呼称していた馬場教諭、小山田に関しては姿だけで名前を認識していた。そして微妙に動揺したような仕草をする様はあの時の記憶が蘇ったのだと見て取れた。
「はい。」
一方小山田梨果は起立して、何事も無かったように自己紹介を始めた。
「小山田梨果です。ピアノ専攻バドミントン部所属。14歳独身です。」
あはははははは!!
「そんなのみんな同じだよー!」
(こんな簡単なパクりギャグで爆笑取れるなんて……美少女にしか許されねえ……)
「ふふっ……で趣味はー……」
「趣味は?」
いちいち口を挟む内藤。
「えーと……趣味はー。」
考え込む小山田。少しの間を置いてボソリと呟いた。
「キノコ料理…かな?」
「えっ?キノコ料理???」
思わず出た馬場教諭の言葉に同意するようにクラスメイト全員の頭上にクエスチョンマークがでていた。
その後注目の角山奏音、高遠美月の緊張しまくった自己紹介を経て全員の自己紹介が終わった。
特に弘斗の印象に残ったのは直江鍵次が意外にも女子の注目を受けていた事だった。
(そういえば直江イケメンだもんな、バレンタインにも下級生にチョコ貰ってたっけ。)