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私立桐邦音楽大学附属中学校
第14章 3学年スタート
「室賀くん。」
半ドンの始業式の日程を終えた放課後、弘斗は幸運にも小山田梨果に呼び止められた。
「お、小山田……」
手招きして教室から廊下に出る小山田梨果。
(一挙手一投足全てかわいい……)
緩む顔を引き締めてついて行くとクルリと向き合った。
(そしてなんて美しい……)
春休み前より色気が増した気がした。
「ヤバいよねー!」
周りに聞こえない声で囁く小山田。
「確かにまさか担任になるとはね。」
それに合わせた音量で応える弘斗。
「うん。私の胸を見た大人が担任の先生なんて…なんか変な感じ。」
その言葉にギュッと心を締め付けられる。
「だよね……」
「変な先生じゃなきゃいいなー」
「内藤の部活の顧問だって言うからさっき奴にどんな先生か聞いてみたんだけど。」
「どんな先生だって?」
「すごくいい先生で部員の信頼も厚いってさ。」
「そうなんだね……ならよかった。」
他人の男、ましてや大人である教師に恋する小山田梨果の乳房を見られたのはショックだったが、こうして2人だけの秘密を持てたのは嬉しかったりもした。
「……お、小山田?」
「ん?」
「い、一緒に帰らない?」
「いいよ。」
(や、やったっ!!)
初日から小山田梨果との下校を勝ち取った弘斗は天にも昇る気持ちだった。
「でさ。」
駅への道すがら、弘斗だけじゃないであろう疑問を小山田に投げかけた。
「なぁに?室賀くん。」
「キノコ料理ってどういうこと?」
「あはははは!あれねー」
「料理が趣味ならわかるけどあえてキノコって……」
「キノコってなんだかわかる?」
「そんなのわかるよ!」
「うーん、多分違う。」
「えっ?じゃあなに?」
すると小山田は弘斗に向き直り耳元でこう囁いた。
「おちんちんだよ……」
半ドンの始業式の日程を終えた放課後、弘斗は幸運にも小山田梨果に呼び止められた。
「お、小山田……」
手招きして教室から廊下に出る小山田梨果。
(一挙手一投足全てかわいい……)
緩む顔を引き締めてついて行くとクルリと向き合った。
(そしてなんて美しい……)
春休み前より色気が増した気がした。
「ヤバいよねー!」
周りに聞こえない声で囁く小山田。
「確かにまさか担任になるとはね。」
それに合わせた音量で応える弘斗。
「うん。私の胸を見た大人が担任の先生なんて…なんか変な感じ。」
その言葉にギュッと心を締め付けられる。
「だよね……」
「変な先生じゃなきゃいいなー」
「内藤の部活の顧問だって言うからさっき奴にどんな先生か聞いてみたんだけど。」
「どんな先生だって?」
「すごくいい先生で部員の信頼も厚いってさ。」
「そうなんだね……ならよかった。」
他人の男、ましてや大人である教師に恋する小山田梨果の乳房を見られたのはショックだったが、こうして2人だけの秘密を持てたのは嬉しかったりもした。
「……お、小山田?」
「ん?」
「い、一緒に帰らない?」
「いいよ。」
(や、やったっ!!)
初日から小山田梨果との下校を勝ち取った弘斗は天にも昇る気持ちだった。
「でさ。」
駅への道すがら、弘斗だけじゃないであろう疑問を小山田に投げかけた。
「なぁに?室賀くん。」
「キノコ料理ってどういうこと?」
「あはははは!あれねー」
「料理が趣味ならわかるけどあえてキノコって……」
「キノコってなんだかわかる?」
「そんなのわかるよ!」
「うーん、多分違う。」
「えっ?じゃあなに?」
すると小山田は弘斗に向き直り耳元でこう囁いた。
「おちんちんだよ……」