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私立桐邦音楽大学附属中学校
第15章 小山田のキノコ料理
弘斗と小山田梨果の2人は通学路から少し外れ、河川敷を見下ろす土手のベンチに腰を落ち着けた。
「で、その…き…キノコ料理の事だけど……」
ゆっくり話ができそうなロケーション、早速弘斗は本題に入る。なにしろ先ほどのあまりに突飛な小山田の囁きは彼女に恋する弘斗にとって気になる要素満載だ。
「話してもいいけど室賀くん引かない?」
「う、うん引かないよ……」
過去の彼女の奇行をみてある程度覚悟はしているし、ここで引くと言ったらその先を聞くことは叶わないだろう。正直約束はできないがこう答えざるを得ない。
「あのね。」
小山田梨果は空を見上げ思い出すように話をしだした。
「春休みに家族と温泉旅行に行ったの。」
「え?家族って?」
(たしか彼女の家族は今離れ離れと聞いてたけど…)
「あー、おじさ…叔父と友也くんね。」
「あ、ああなるほど……」
(あの親戚父子か…)
「あと奏音と美月も一緒にいった。」
「え?角山と高遠も?!」
「うん。」
「ふ、不思議な組み合わせだね…」
「で泊まった宿に混浴露天風呂があってね。」
「えっ!?急にパワワード出たね?!って混浴!……ってもしかして小山田も入ったの?!」
「うん。」
(予想以上に嫌な予感しかしない……)
「お、男の入浴客もいた?」
「もちろん、むしろ男の人がほとんどだよ。」
「ええっ……は、裸で?」
「え?そうだけど。」
何を言っているんだかという顔をする小山田梨果。
(はあぁぁぁああ?!)
そして相当のダメージを受ける弘斗。
「…って事はたくさんの男たちに小山田のははは裸を…見られたって事?」
「そうだね。結構混んでたし、めちゃくちゃ注目されたし。」
(そりゃそうだよ!こんな美少女が裸で混浴温泉に現れたら…)
「で、その…き…キノコ料理の事だけど……」
ゆっくり話ができそうなロケーション、早速弘斗は本題に入る。なにしろ先ほどのあまりに突飛な小山田の囁きは彼女に恋する弘斗にとって気になる要素満載だ。
「話してもいいけど室賀くん引かない?」
「う、うん引かないよ……」
過去の彼女の奇行をみてある程度覚悟はしているし、ここで引くと言ったらその先を聞くことは叶わないだろう。正直約束はできないがこう答えざるを得ない。
「あのね。」
小山田梨果は空を見上げ思い出すように話をしだした。
「春休みに家族と温泉旅行に行ったの。」
「え?家族って?」
(たしか彼女の家族は今離れ離れと聞いてたけど…)
「あー、おじさ…叔父と友也くんね。」
「あ、ああなるほど……」
(あの親戚父子か…)
「あと奏音と美月も一緒にいった。」
「え?角山と高遠も?!」
「うん。」
「ふ、不思議な組み合わせだね…」
「で泊まった宿に混浴露天風呂があってね。」
「えっ!?急にパワワード出たね?!って混浴!……ってもしかして小山田も入ったの?!」
「うん。」
(予想以上に嫌な予感しかしない……)
「お、男の入浴客もいた?」
「もちろん、むしろ男の人がほとんどだよ。」
「ええっ……は、裸で?」
「え?そうだけど。」
何を言っているんだかという顔をする小山田梨果。
(はあぁぁぁああ?!)
そして相当のダメージを受ける弘斗。
「…って事はたくさんの男たちに小山田のははは裸を…見られたって事?」
「そうだね。結構混んでたし、めちゃくちゃ注目されたし。」
(そりゃそうだよ!こんな美少女が裸で混浴温泉に現れたら…)