この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私立桐邦音楽大学附属中学校
第16章 小山田が自宅訪問
「おー!ここが室賀家?」
「小さい家だけどね。」
「いやいや、都会で羨ましいよー。ウチはいかにも郊外だから。」
(小山田はどんな街に住んでるのだろう。)
「ご家族は今は?」
「多分誰もいない。」
「わお。」
「怖い?」
「ううん。もし室賀くんが私を襲うとしたらこれまで何度もチャンスあったでしょ?」
「……そか。」
(安心されて良いのやら悪いのやら)
「とりあえず上がる?」
「いやそれ俺のセリフだからね?」
ピンポンピンポンピンポーン♪
呼び鈴を鳴らす小山田。
「って鳴らさなくていいから!」
「呼び鈴が壊れてないかチェックしたんだよ。」
「は?」
「たのもー!」
「いやいや!」
『はーい、どなたさまー??』
「「え?」」
家内から声が聞こえた。
(この声はまひろ?!そうか小学校も半ドンか!)
ガチャン
玄関の扉が中から開き弘斗の妹まひろが出てきた。
「ま、まひろ。帰ってたのか?」
「うん、お帰りお兄ちゃん。」
「ああただいま。」
「お兄ちゃんこの人だれ?」
「え、え、えっと学校の友達?で……」
「小山田梨果です。妹さん?はじめまして。」
「あ!!」
「えっ?」
「こ、こらまひろ。挨拶しなさい。」
「だってこの女の人お兄ちゃんがいつも叫んでるテレビに出てる人だよね?」
「叫んでる??」
クエスチョンマークの小山田梨果。
「と、とにかく小山田上がって!」
弘斗はまひろから逃れるように小山田を二階の自室に案内した。
「小さい家だけどね。」
「いやいや、都会で羨ましいよー。ウチはいかにも郊外だから。」
(小山田はどんな街に住んでるのだろう。)
「ご家族は今は?」
「多分誰もいない。」
「わお。」
「怖い?」
「ううん。もし室賀くんが私を襲うとしたらこれまで何度もチャンスあったでしょ?」
「……そか。」
(安心されて良いのやら悪いのやら)
「とりあえず上がる?」
「いやそれ俺のセリフだからね?」
ピンポンピンポンピンポーン♪
呼び鈴を鳴らす小山田。
「って鳴らさなくていいから!」
「呼び鈴が壊れてないかチェックしたんだよ。」
「は?」
「たのもー!」
「いやいや!」
『はーい、どなたさまー??』
「「え?」」
家内から声が聞こえた。
(この声はまひろ?!そうか小学校も半ドンか!)
ガチャン
玄関の扉が中から開き弘斗の妹まひろが出てきた。
「ま、まひろ。帰ってたのか?」
「うん、お帰りお兄ちゃん。」
「ああただいま。」
「お兄ちゃんこの人だれ?」
「え、え、えっと学校の友達?で……」
「小山田梨果です。妹さん?はじめまして。」
「あ!!」
「えっ?」
「こ、こらまひろ。挨拶しなさい。」
「だってこの女の人お兄ちゃんがいつも叫んでるテレビに出てる人だよね?」
「叫んでる??」
クエスチョンマークの小山田梨果。
「と、とにかく小山田上がって!」
弘斗はまひろから逃れるように小山田を二階の自室に案内した。