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私立桐邦音楽大学附属中学校
第16章 小山田が自宅訪問
「さてお楽しみの室賀くんのお部屋侵入です!」
「なんのリポートなのさ、いいからさっさと入っていいよ。」
「あのさー室賀くん?だんだん私の扱いが雑になってる気がするのは気のせい?」
「え?そう?」
「だってちょっと前までは凄く無口で気を使って言葉を選んで話してくれてたみたいなのに。」
「あー……そ、そうか…」
(確かに言われてみればそうかも……会話を重ねて緊張しなくなった?)
「ま、こっちも楽でいいけどー。おじゃましまーす!」
ガチャ
先に弘斗の部屋に入る小山田。
恋い焦がれてから一時も頭を離れず想いを馳せ、毎日何度もその少女に寄せる欲情を処理していた部屋に当人が入室した。
(こんな日が来るなんて……)
「……なるほど。」
「なるほど?」
「なんの変哲もなく突っ込みどころもなく普通に片付いてるね。」
「そうかな。他の奴の部屋を見たことないからな。」
(小山田は他の男の部屋を知ってるの?)
心の中で質問した。
「エロ本ある?」
ベッドの下を覗き込む小山田。制服のスカートから白い下着がチラリと覗いた。
(うっ……)
「さ…探したって無いものは無いよ。」
「ふむー…」
「つまらなくてゴメン。」
「でも……」
「ん?でも??」
「めちゃくちゃ匂う。」
「え?匂うって?くさい?」
「精子の匂い。」
「は?!えっ?!まさか?!」
今日その精子が放出された原因だった本人が現場に訪問するとは想像もつかなかった。そしてその匂いが本人の鼻腔に届いたことになぜか興奮した。
「今朝シタ?」
「ぎくっ!!」
カチャ
「シテたよね、お兄ちゃん。」
「ま、まひろ!こ、こら……」
まひろがお盆にオレンジジュースを3つ載せてやってきた。
「なんのリポートなのさ、いいからさっさと入っていいよ。」
「あのさー室賀くん?だんだん私の扱いが雑になってる気がするのは気のせい?」
「え?そう?」
「だってちょっと前までは凄く無口で気を使って言葉を選んで話してくれてたみたいなのに。」
「あー……そ、そうか…」
(確かに言われてみればそうかも……会話を重ねて緊張しなくなった?)
「ま、こっちも楽でいいけどー。おじゃましまーす!」
ガチャ
先に弘斗の部屋に入る小山田。
恋い焦がれてから一時も頭を離れず想いを馳せ、毎日何度もその少女に寄せる欲情を処理していた部屋に当人が入室した。
(こんな日が来るなんて……)
「……なるほど。」
「なるほど?」
「なんの変哲もなく突っ込みどころもなく普通に片付いてるね。」
「そうかな。他の奴の部屋を見たことないからな。」
(小山田は他の男の部屋を知ってるの?)
心の中で質問した。
「エロ本ある?」
ベッドの下を覗き込む小山田。制服のスカートから白い下着がチラリと覗いた。
(うっ……)
「さ…探したって無いものは無いよ。」
「ふむー…」
「つまらなくてゴメン。」
「でも……」
「ん?でも??」
「めちゃくちゃ匂う。」
「え?匂うって?くさい?」
「精子の匂い。」
「は?!えっ?!まさか?!」
今日その精子が放出された原因だった本人が現場に訪問するとは想像もつかなかった。そしてその匂いが本人の鼻腔に届いたことになぜか興奮した。
「今朝シタ?」
「ぎくっ!!」
カチャ
「シテたよね、お兄ちゃん。」
「ま、まひろ!こ、こら……」
まひろがお盆にオレンジジュースを3つ載せてやってきた。