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私立桐邦音楽大学附属中学校
第17章 自慰メン小山田梨果
「今までのまひろちゃんの発言で気になる点があるのだけど2人に聞いてもいい?」
小山田梨果は黒目がちな大きな瞳を輝かせた。
「あまり気が進まないんだけど……」
「ねえお兄ちゃん、まひろ何かマズいこと言ったの?」
まひろも潤んだ瞳で弘斗を見つめる。
(はぁ……)
「まずまひろちゃん。」
「なんですか?小山田さん。」
「そのお兄ちゃんがしてる“おまじない”のことなんだけど。」
(やはりそこ突っ込むよね……)
「はい。」
「よく見るの?」
「はい、よく見ます。」
「な、なるほど……」
弘斗にジト目を向ける小山田。
「うっ……な、なんだよ。」
「まひろちゃんは嫌じゃないの?」
「そ、それしてる時は遊んでくれないし呼んでも無視されるので…嫌です。」
目を泳がせるまひろ。
「なるほど、んー…なるほどなるほど……んー」
顎に手を添えて考える小山田梨果。
「えっと…小山田、いいかな?」
「よろしい室賀くん、発言を許そう。」
まるで探偵にでもなりきったかのような台詞回しをしだす小山田。
「俺とまひろは去年まで同じ部屋だったんだよ。」
「ほう、このお部屋で?」
「そう。」
「で?」
「それまで普通に…シテたんだよ。」
「“おまじない”を?」
「お、おまじない?ああ、うん………」
「妹ちゃんが居るのに?」
「ま、まあ。まひろも初めは小っちゃかったから俺も気にしなくて……」
「でもそれが五年生になった今でも継続しちゃってるんでしょ?」
「…だから最近は隠れてするようにしてるはずなんだけど未だにまひろは自分の部屋という感覚が抜け切らないようで日常的に出入りしてくるんだよ。」
(むしろシテる時に限ってなぜか来るんだよな。)
「ふーむ……」
小山田梨果は黒目がちな大きな瞳を輝かせた。
「あまり気が進まないんだけど……」
「ねえお兄ちゃん、まひろ何かマズいこと言ったの?」
まひろも潤んだ瞳で弘斗を見つめる。
(はぁ……)
「まずまひろちゃん。」
「なんですか?小山田さん。」
「そのお兄ちゃんがしてる“おまじない”のことなんだけど。」
(やはりそこ突っ込むよね……)
「はい。」
「よく見るの?」
「はい、よく見ます。」
「な、なるほど……」
弘斗にジト目を向ける小山田。
「うっ……な、なんだよ。」
「まひろちゃんは嫌じゃないの?」
「そ、それしてる時は遊んでくれないし呼んでも無視されるので…嫌です。」
目を泳がせるまひろ。
「なるほど、んー…なるほどなるほど……んー」
顎に手を添えて考える小山田梨果。
「えっと…小山田、いいかな?」
「よろしい室賀くん、発言を許そう。」
まるで探偵にでもなりきったかのような台詞回しをしだす小山田。
「俺とまひろは去年まで同じ部屋だったんだよ。」
「ほう、このお部屋で?」
「そう。」
「で?」
「それまで普通に…シテたんだよ。」
「“おまじない”を?」
「お、おまじない?ああ、うん………」
「妹ちゃんが居るのに?」
「ま、まあ。まひろも初めは小っちゃかったから俺も気にしなくて……」
「でもそれが五年生になった今でも継続しちゃってるんでしょ?」
「…だから最近は隠れてするようにしてるはずなんだけど未だにまひろは自分の部屋という感覚が抜け切らないようで日常的に出入りしてくるんだよ。」
(むしろシテる時に限ってなぜか来るんだよな。)
「ふーむ……」