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私立桐邦音楽大学附属中学校
第17章 自慰メン小山田梨果
「スゴイです小山田さん。完璧な推理です。」

「あ、まひろ?もしかしてわざと邪魔しに来てる?どうりで毎回……」

「邪魔なの?」

「そうだよ気が散るよ!」

「ふええん…だって遊んでくれないし無視するからだよ。」

「……まひろちゃん、理由はそれだけじゃないでしょ?」

突然まひろに突っ込む小山田。

「……はい。」

「え?まひろ、どういうことだ?」

「あ!私宿題やらなきゃっ、じゃ小山田さんごゆっくり~」

「お、おいまひろ!」

まひろは逃げるように弘斗の部屋を出て行った。

「あぁ……」

「ふふ……だってさ、室賀くん。」

「どういうことだ???」

「あーあ、だから男の子はガキなんだよー」

「突然どういうディスり?!」

「小学生でも女の子はマセてるって事だよ。」

「???」

「ちょっと私まひろちゃんと話してくるね。お部屋は隣?」

「ああうん、一緒に行くよ。」

「ダメ、女の子同志のガールズトークだよ。」

鼻先に人差し指を立てる小山田梨果。

(ドキッ……)

「わ、わかった。」



小山田梨果がまひろの部屋に行っている間に弘斗はゴミ箱の袋の封をして消臭剤を撒いた。

「はぁ、こんなことになるなんて。大体まひろのせいで……」

ガチャ

「ただいまー」

小山田梨果がまひろの部屋から弘斗の部屋に戻ってきた。かれこれ20分ほど経過していた。

「な、長かったね。何話してたの?」

「ナイショだよー、でも遊ぶ約束した。」

「はぁ。」

「てか部屋の匂い消ししたの?」

「う、うん。」

「あははは!もう遅いよー室賀くんの精液の匂い覚えちゃったもん。」

「えっ……?」
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