この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
謀殺された王子は 復讐者として淫らに返り咲く
第12章 指切り将軍

「…はぁっ…流石に反応が無くなってきたか?」

「イッてるのかどうかわからないなこれじゃあ…。目ぇ開けたまま気絶してないだろうな」

「こっちのガキはっ……もう気絶しちまってるぞ、はは…!!」

 すっかり夜がふけた頃、宿舎の食堂では未だに宴が続いている。

 シアンの尻から抜け落ち床に転がされたクルチ。

 拡げられたその穴は、代わりに男の肉棒をくわえ込んでいた。

「‥‥‥ッ‥…ハァ‥‥ハ、‥…ァ‥ッッ‥‥」

「おっ……おっ、締ま る……!! 」

「ははっお前もう出したのか?次は俺に代われ」

 意識があるのか定かでないが、奥を突くごとに柔壁が肉棒を締め上げるから、死んでいないことだけは確かである。

 半分ほど開いた瞳が覗いているが、誰を見ているのか……何を見ているのか……本当に、どこかに感情を飛ばしてしまっているらしい。

 オメルはすでに気を失った後だった。

「…どうした?声が聞こえんが」

「ああ副官!こいつっ…さすがにバテちまったみたいですね…!」

「気絶したのか?それでは意味がないだろう」

「別にこのままでも十分具合はいいですがっ……あ、いや」

「……」

 抵抗しないシアンに腰を打ち付ける男は、副官に睨まれて肩をすくめる。

「眠っているなら叩き起こせ!叩いて駄目なら顔を水に沈めてやれ!」

「…っ…しかし水瓶はほとんど空(から)です」

「ならば司令部の地下から運んでくれば良いだろう。おい、ウルヒ!」

「──…んあ?…な、なんですかァ」

「貴様が行け!水瓶をひとつ持ってこい」

「う、えええ」

 椅子に座る副官はその足元で寝そべるウルヒを叩き起した。

「地下牢へ探しに行け」

「…チッ…面倒くせぇ…」

「……何か言ったか?」

「持ってきますって!」

 副官への小言を呟きながら食堂の出口に向かうウルヒ。

 衣服を乱した見苦しい状態のまま、酒に酔ってフラフラと進む。


 今も犯されているシアンとオメルを背後に、扉に手を掛けた。


「…ったくなんで水瓶なんか」


ギィ...


───…ドンッ!


「んっ…、あ…!?」


 だがウルヒが外へ足を踏み出した時、扉向こうの何者かとぶつかった。



/401ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ