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謀殺された王子は 復讐者として淫らに返り咲く
第10章 狂宴
「貴様の好物をくれてやろう」
「…ッッ‥‥ぅ‥!!」
シアンが目を見開く。クルチを逆手に持った副官が、その柄(つか)をシアンの後孔へ突き立てたのだ。
女の手首ほどありそうな太さ…。すんなり入る訳もない。
「ク‥ッ──‥…ぁ‥!!」
しかしシアンを全く気遣わない副官によって、肉環を拡げたそれはミチミチと嫌な音を立てて押し込まれていった。
これには流石に、周りの見物人も顔をしかめて苦笑う。
ググッ...
「‥っ‥ハァ、ハァ…‥‥ッ」
....ズブッ
「……ッ─ア‥‥!」
「…っ…はいったか…。品のない穴だ」
シアンを見下して優越感にひたる副官だけは、この痛ましい光景を前にして少しも怯まない。
歯を食いしばったシアンが苦しげに息を吐き出す。
すると副官が、いつもは聞かない声色で高笑った。
「はははは!見ろ!ネズミの尻に尾がついたぞ。なんと滑稽な姿であるか!」
なぁ?と周囲に顔を向けるものだから、周りも同調してぎこちなく笑い出す。
「…は…はは、本当にみっともないですねぇ」
「尻尾があるなら人間じゃありませんねそいつ。そのままの格好で見世物小屋に売ったらどうです?」
「それもそうだな……」
上官に媚びを売る彼等の言葉に気を良くした副官は、残虐な笑みを浮かべより深くまで柄を突き刺した。
「であるなら芸のひとつでも仕込んでやらねばなるまい。どうだ?何かできそうか?」
「‥ハァっ‥…ハァっ‥‥!‥‥く」
「能無しのネズミだな…。尾でも振って人間の機嫌をとったらどうだ!」
自然に抜けない深さまで刺されたクルチが、刀身を晒してシアンの臀部から突き出ていた。
それは副官が手を離したことで自重に従って下に傾き、彼の " ナカ " を押し上げる。
「‥んん…!!」
ただでさえ窮屈な腸壁をさらに圧迫され、シアンの身体が自然と強ばる。
「貴様が自ら振れないと言うなら…クク、手を貸してやろう。おい貴様ら!こいつの腰を揺すってやれ」
「は、はい!」
「‥‥!?」
シアンを両脇から抱えた男達が、上官の命令に従いシアンの身体を縦に揺すった。
「──!?…ッ…アアッ‥!」
刀身がしなり、大きく振れ──同時に柄がナカを抉る。
それは痛みとともに、乱暴な快感を生み出した。