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妄想実現SMクラブ 「Five Hours」
第8章 告白
鏡に向かい合って立ってみると、目を奪われた。ネイビーのキャミソールと、黒のパンツに、赤い麻縄が体にまとわりつくように密着していた。服を着ていても、体のラインがくっきりと浮かんでいた。胸の形、腰のくびれ、脚の線、縄のせいでスーツがピチッと体に密着していた。

赤い麻縄が綺麗に揃えられて、胸にかけられていた。胸には2か所、縄が横切っていて、二の腕を横から挟みこみように体を固定していた。脇にかかる縄も自分の目で確認することができた。

体を少し斜めにして鏡を見ると、背中にかけられていた縄は、もっと衝撃的だった。背中の中央に小さな逆三角形が見えて、そこに縄が綺麗に束ねられていた。よく見ると、その逆三角形を起点にして、両腕を固定した縄、手のひらや指を固定した縄が、縦に伸びて動かないようにピンッと張っていた。

ここを起点にして胸縄が横に伸びているのも、ここから脇を締めつける縄が伸びているのも、ようやく鏡を通して見ることができた。
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