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妄想実現SMクラブ 「Five Hours」
第3章 覚悟できない女
「へぇ~そうなんだ。希望者たくさんいたんだね」
何だろう…この人の物腰の柔らかさ。会社役員なのに偉そうな態度がない。捜査時に会ったことのある、数人の社長の息子や娘達は大抵ワガママで、いつもツンとして、『なぜ警察にそこまで話さなさいといけないんだ…』というような横柄な態度を取ることが多い。しかしジュンさんにはそんな感じがしない。33歳なのに、すごく落ちついて、口調もゆっくりで耳にすぅーと言葉が入ってくる。猫をかぶっているのかもしれないけど…今みたいなのんびりしている雰囲気から、本当はMじゃないのかと疑い始めていた。
やっぱり気になる。あのスーツケースだ。私は聞いてみることにした。
「あのスーツケースは何が入っているの?」
何だろう…この人の物腰の柔らかさ。会社役員なのに偉そうな態度がない。捜査時に会ったことのある、数人の社長の息子や娘達は大抵ワガママで、いつもツンとして、『なぜ警察にそこまで話さなさいといけないんだ…』というような横柄な態度を取ることが多い。しかしジュンさんにはそんな感じがしない。33歳なのに、すごく落ちついて、口調もゆっくりで耳にすぅーと言葉が入ってくる。猫をかぶっているのかもしれないけど…今みたいなのんびりしている雰囲気から、本当はMじゃないのかと疑い始めていた。
やっぱり気になる。あのスーツケースだ。私は聞いてみることにした。
「あのスーツケースは何が入っているの?」