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妄想実現SMクラブ 「Five Hours」
第4章 完璧緊縛主義者の男
「はあはあ…くそぉ…もう1回」
もう1度立とうと太ももをお腹に近づける。その動きをした途端、体の重心が前に移動した。腕を拘束された上半身は、そのまま胸を絨毯に預けるしかなかった。とうとう私はうつ伏せになってしまった。
「もうダメだ…無理だ…今、何分…?」
うつ伏せのままジュンさんの顔を見ずに聞いた。
「3分40秒。諦めの悪い子だね…」
ジュンさんが助けに来てくれるのを、顎を絨毯につけて見ることができた。いつの間にかジュンさんもジャケットを脱いでいた。でも…赤い縄を手のひらいっぱいに握りしめていた。エントランスとの段差のせいで両足首が浮いていた。すぐに立てなかった。
もう1度立とうと太ももをお腹に近づける。その動きをした途端、体の重心が前に移動した。腕を拘束された上半身は、そのまま胸を絨毯に預けるしかなかった。とうとう私はうつ伏せになってしまった。
「もうダメだ…無理だ…今、何分…?」
うつ伏せのままジュンさんの顔を見ずに聞いた。
「3分40秒。諦めの悪い子だね…」
ジュンさんが助けに来てくれるのを、顎を絨毯につけて見ることができた。いつの間にかジュンさんもジャケットを脱いでいた。でも…赤い縄を手のひらいっぱいに握りしめていた。エントランスとの段差のせいで両足首が浮いていた。すぐに立てなかった。