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さようならも言わずに~恋は夢のように儚く~
第2章 壱
「その栞は私のものなのです」
「ああ」
 嘉門は、自分でも後でさんざん呪いたくなるような腑抜けた顔で頷いた。
「それは良かった」
 何が良かったのかと自問自答しながらも、嘉門はその栞を娘に向けて差し出した。
 その傍らで、頭がめまぐるしく働いていた。
 が、その割には、気の利いた科白が浮かんでこない。咄嗟に口から出たのは、実に何の変哲も面白みもないものだった。
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