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さようならも言わずに~恋は夢のように儚く~
第3章 弐
 嘉門は唸った。十七になったとはいえ、嘉門は同じ歳頃の男に比べると、随分と奥手だ。道場に通っているのは同じ旗本の息子だけでなく町人、例えば大店の跡取り息子などもいる。生来、身分とかいったものにあまり拘らない嘉門は誰とでも意気投合すれば隔てなく付き合っていた。
 そういった友人たちとたまに呑みにゆく時、話はどこそこの遊廓には良い女がいるとか、そういった話題で盛り上がることも再々だが、嘉門は、そんな話になると、いつも黙って一人で盃を傾けているにすぎなかった。
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