この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕のとなり
第12章 同棲生活
季節は流れて鬱陶しい梅雨が明け7月を迎えていた。
まだ、7月だと言うのに真夏の様な暑さだった。
僕と優真は一緒に暮らすことになった。
今、優真が住んでいるアパートに僕が引っ越すことになったのだ。
でも、引っ越す前に彼のアパートの部屋の片づけをしないといけなかった。
だって、僕が勉強する机もなかったのだから。
ハンガーラックが沢山置いてあるもう一つの6畳の部屋を片付けることにした。
ハンガーラックに掛かっている洋服を片っ端から捨ててゆく。
優真はとても洋服たちを名残惜しそうに見ていたけど、僕はそれに構わずゴミ袋に入れていった。
ハンガーラックを半分まで減らし、僕の勉強机をそこに置いた。
セミダブルベッドやテーブル、テレビは一緒に使うのでそのままにしておいた。
僕は学校の教科書と何枚かの洋服を持って家を出た。
家を出る時、母、佳代子は少し涙ぐんでいた。
僕はそんな佳代子を見ると切なくなるのだった。
「母さん、近所に引っ越すだけだから、泣かないでよ…」
「分かってるわ、でも淋しくなってしまうのよ…」
実家は近所にあるし、またいつでも荷物は取りに行けると思っていた。
それに、ちょくちょく実家に帰れば両親も喜ぶだろうと僕は思った。
僕は、勉強をしながらも、バイトも続けていた。
一緒に暮らし始めてから、優真は余りダイニングバーMには頻繁に来なくなった。
今までの様にお金を無駄に使えないと思ったのだろう。
まだ、7月だと言うのに真夏の様な暑さだった。
僕と優真は一緒に暮らすことになった。
今、優真が住んでいるアパートに僕が引っ越すことになったのだ。
でも、引っ越す前に彼のアパートの部屋の片づけをしないといけなかった。
だって、僕が勉強する机もなかったのだから。
ハンガーラックが沢山置いてあるもう一つの6畳の部屋を片付けることにした。
ハンガーラックに掛かっている洋服を片っ端から捨ててゆく。
優真はとても洋服たちを名残惜しそうに見ていたけど、僕はそれに構わずゴミ袋に入れていった。
ハンガーラックを半分まで減らし、僕の勉強机をそこに置いた。
セミダブルベッドやテーブル、テレビは一緒に使うのでそのままにしておいた。
僕は学校の教科書と何枚かの洋服を持って家を出た。
家を出る時、母、佳代子は少し涙ぐんでいた。
僕はそんな佳代子を見ると切なくなるのだった。
「母さん、近所に引っ越すだけだから、泣かないでよ…」
「分かってるわ、でも淋しくなってしまうのよ…」
実家は近所にあるし、またいつでも荷物は取りに行けると思っていた。
それに、ちょくちょく実家に帰れば両親も喜ぶだろうと僕は思った。
僕は、勉強をしながらも、バイトも続けていた。
一緒に暮らし始めてから、優真は余りダイニングバーMには頻繁に来なくなった。
今までの様にお金を無駄に使えないと思ったのだろう。