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僕のとなり
第12章 同棲生活

生活費は優真が稼いでいたのだから。

僕は勉強もしなくてはならなかったので、バイトも最近では余りいれていない。
週に2回か3回だったし、時間もラストまでやる事は少なくなっていた。

それは、優真と同じ休みが取れない分、夜はなるだけ一緒に居たかったからだ。
でも、時々優真が土曜日が休みになる時などは、二人で街に出かけたりしていた。

僕は両親から、学費だけを援助して貰っていたけど、時々佳代子は心配したように僕に現金を渡してくれていた。

その現金を受け取ると、本当にありがたく感じたのだ。

それに、佳代子は近所であることもあって、時々料理を作っては僕らのアパートに持ってきてくれていた。

その料理は、いつも重箱の中いっぱい入っていた。
中にはちらし寿司や、野菜の煮びたし、肉じゃが、筑前煮、卵焼きなど色々あった。

基本的に、和食が多かった様に思う。
それでも、僕らは佳代子が持ってきてくれる料理をありがたく頂くのだ。

佳代子には感謝の気持ちしかなかった。
僕らの生活は、まるで毎日が中学生の修学旅行みたいだった。

夜になると僕らはちょっとお酒が入っている状態でふざけて枕投げなんかをしてはしゃいでいた。

本当に中学生の修学旅行みたいな感じだった。
それでも、僕らは愉しかったのだ。

優真は散らかし大魔王だ。
その散らかしたものを僕がいつも片づけていた。

掃除、洗濯、炊事は僕の担当だった。

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