この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕のとなり
第12章 同棲生活
それにしても、今年の夏も去年と変わらず暑い。
僕は部屋で勉強していても暑さを感じていた。
エアコンがなかったわけではない。
エアコンも余り効かないくらいに暑かったのだ。
僕は来月の10日で22歳になる。
僕の誕生日は8月10日なのだ。
誕生日は優真と両親と4人で祝ってくれることになっていた。
その日を僕はちょっと心待ちにしている。
また、家族で一緒に過ごせるのだ。
優真とは本当の家族みたいだった。
佳代子も徐々にではあるが、優真のことを受け容れてくれている。
寛貴も同じように実の息子の様に優真を受け容れてくれていた。
僕は、自分は本当に幸せ者だと思っている。
こうして、僕らの同棲生活は続いていった。