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僕のとなり
第1章 プロローグ

僕は突然変異なのだろうか。
僕の名前は松崎薫。21歳。大学生だ。
僕の心と身体はまるでデスクトップのパソコンの裏の電気配線みたいにこんがらがっていた。
男と女の性のバランスが取れなくて、とても不安定だった。
僕は子供のころからちょっとおかしかった。
名前が“薫”なんて女みたいな名前だったからだろうか。
過去にこんなことがあった。
それは、まだ僕が小学4年生くらいの時だ。
僕のクラスで大人気の大野くんと言う男子がいた。
その大野くんは女子からも男子からも人気があって好かれていた。
それに凄くカッコ良かった。
僕はそんな大野くんを見ると胸が苦しくなりドキドキしたのだ。
何故、胸が苦しくなりドキドキするのかその時は分からなかった。
ある時、そのクラスで大人気の大野くんと偶然にも一緒に二人だけで帰る事になった。
僕は内心とてもドキドキしていたが、ワクワクもしていた。
まるで、恋する女子の様だった。
ランドセルを背負って、ブラブラと学校の帰り道のスクールゾーンを僕らは歩いていた。
何気なく僕らはお喋りをした。
「松崎、お前クラスの女子の白鳥の事どう思う?可愛いと思わないか?」
「え?僕は良く分からないなぁ…」
僕はクラスの女子に殆ど興味は無かった。
でも、大野くんは聞いてくるのだ。
僕の名前は松崎薫。21歳。大学生だ。
僕の心と身体はまるでデスクトップのパソコンの裏の電気配線みたいにこんがらがっていた。
男と女の性のバランスが取れなくて、とても不安定だった。
僕は子供のころからちょっとおかしかった。
名前が“薫”なんて女みたいな名前だったからだろうか。
過去にこんなことがあった。
それは、まだ僕が小学4年生くらいの時だ。
僕のクラスで大人気の大野くんと言う男子がいた。
その大野くんは女子からも男子からも人気があって好かれていた。
それに凄くカッコ良かった。
僕はそんな大野くんを見ると胸が苦しくなりドキドキしたのだ。
何故、胸が苦しくなりドキドキするのかその時は分からなかった。
ある時、そのクラスで大人気の大野くんと偶然にも一緒に二人だけで帰る事になった。
僕は内心とてもドキドキしていたが、ワクワクもしていた。
まるで、恋する女子の様だった。
ランドセルを背負って、ブラブラと学校の帰り道のスクールゾーンを僕らは歩いていた。
何気なく僕らはお喋りをした。
「松崎、お前クラスの女子の白鳥の事どう思う?可愛いと思わないか?」
「え?僕は良く分からないなぁ…」
僕はクラスの女子に殆ど興味は無かった。
でも、大野くんは聞いてくるのだ。

