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僕のとなり
第2章 彼女
そして、挿入れようとした時だった。
僕のペニスはまたもや硬度を失ってダラリと腹の右側に流れてしまった。
「どうしてっ!?…」
真央はちょっとヒステリックに叫んだ。
僕は申し訳なくて仕方がなかった。
何故、彼女と繋がれないのか自分でも訳が分からなかった。
真央は深くため息をついた。
「分かったわ、今日もお口で逝かせてあげるわ…」
始めてのセックスの時も僕は彼女の身体の中に入れずにフェラで逝かせて貰っていた。
今回で2回目になる。
また毛布の海深くに潜ってゆく。
硬度を失った僕のペニスを再び口に含むと舌でチョロチョロと亀頭を刺激する。
再び、ペニスを口の喉深くへと入れていく。
そして、頭を激しく上下させた。
“ジュポジュポ”といやらしい音がまた部屋に響いている。
僕のペニスは徐々にまた硬度を増してきた。
熱く光がペニスに集まってくるのを感じていた。
そして、熱を帯びて固くなるのを感じた。
「あぁ、ま、真央さん…」
そう呟き身体を少し震わせると彼女の口の中に思い切り射精した。
ペニスがドクンドクンと脈打っているのが自分でも分かっていた。
真央が僕の放った精子を“ゴクリ”と喉を鳴らして飲みこむ音が聞こえた。
「薫くんのはちょっと酸味が強いのね…」
ちょっと笑いながらそう言うと毛布の海から戻って来た。
僕は自分だけ気持ち良くなってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
2回も同じことが起きるとどうかと思ってしまう。
それでも真央は怒らずに僕の身体に抱き着いてくれる。
普通に食事や遊びなら真央とも上手くやれそうな気がしたけど、セックスになるとどこかおかしくなってしまうのだ。
何故か分からないが、真央とのセックスはいつもこんな感じになってしまう。
いつになったら僕は彼女を満足させられるのだろう。
そんなことを考えている間でもエンヤの美しい声が部屋を満たしていた。