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僕のとなり
第5章 日曜日
僕は、毎週ではないけれど、月に1回程度で街の教会に通っている。
そんなに多い回数ではない。
何故、教会に通い始めたかと言うと、それは母、佳代子の影響が大きかったかも知れない。
佳代子は熱心なクリスチャンだ。
父、寛貴はクリスチャンではない。
寛貴は無宗教だったが無神論者ではなかった。
寛貴なりの考えがあったに違いないと僕は思っている。
でもこの二人が亡くなった時、どうなるんだろう。
と、いつも僕は思ってしまう。
佳代子はクリスチャンなので教会でお葬式をするが、寛貴は無宗教なのだ。
二人が同じお墓に入れなかったらどうしよう。
そんな事を時々考えている。
僕と佳代子が通っている教会は隣街にあった。
隣街の駅を南口に出る。
出ると、直ぐに坂道が見えてくる。
そのダラダラとした坂道を上ってゆく。
この坂道が意外とキツイのだ。
上っている途中で息が切れてしまう。
その坂を上り切ったところに小さな教会が見えてくる。
この教会はプロテスタントの教会だ。
小さな扉を手で押して教会の中に入る。
入ると直ぐに小さなホールがある。
そんなに多い回数ではない。
何故、教会に通い始めたかと言うと、それは母、佳代子の影響が大きかったかも知れない。
佳代子は熱心なクリスチャンだ。
父、寛貴はクリスチャンではない。
寛貴は無宗教だったが無神論者ではなかった。
寛貴なりの考えがあったに違いないと僕は思っている。
でもこの二人が亡くなった時、どうなるんだろう。
と、いつも僕は思ってしまう。
佳代子はクリスチャンなので教会でお葬式をするが、寛貴は無宗教なのだ。
二人が同じお墓に入れなかったらどうしよう。
そんな事を時々考えている。
僕と佳代子が通っている教会は隣街にあった。
隣街の駅を南口に出る。
出ると、直ぐに坂道が見えてくる。
そのダラダラとした坂道を上ってゆく。
この坂道が意外とキツイのだ。
上っている途中で息が切れてしまう。
その坂を上り切ったところに小さな教会が見えてくる。
この教会はプロテスタントの教会だ。
小さな扉を手で押して教会の中に入る。
入ると直ぐに小さなホールがある。