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僕のとなり
第7章 告白

確かに、男の僕のシフトなど店長に聞くわけにもいかなかっただろう。
おかしな目で見られるのは目に見えている。

「これから僕らはどうなるの?」
「え?どうなるって?」

「だって、僕は優真の事が好きだし、優真だって僕の事が好きなんだろう?」
「そ、そうさ…」

そう言うとまた落ち着きなく煙草を吸った。

「優真はゲイなの?僕は自分の事をゲイだと最近気づいたよ…」
「俺も同じさ、男にしか興味はないんだ、だから新宿2丁目のバーとかにも行ったしな」

新宿2丁目のゲイバーはゲイにとっては聖地であると聞いたことがある。
僕はゲイバーには行ったことはなかったけど、優真の話を聞くと行ってみたくもなる。

「優真は、僕とどうしたいの?」
「え?俺か?」

「うん、そうだよ…」
「ま、お互い好き合ってる訳だから、付き合ってみるか?」

「ホントに?」
「あぁ、いいさ…」

僕はもう一度、優真の隣の席に近寄ってみた。

「キスしていい?」
「あぁ、いいさ…」

僕らは貪るようにキスをした。
そのキスはちょっと煙草の味がして苦くて切なかった。

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